「イトウがバイエルンの歴史に名を刻む」初ゴール&‟逆襲”の伊藤洋輝を現地メディアが特集!「長らく最も不運な選手だった」

2025年02月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「拳を上に突き上げる。口を大きく開ける。喜びは込み上げるものだ」

出場3試合目で利き足とは逆の右足で初ゴールを挙げた伊藤。(C)Getty Images

 伊藤洋輝が所属するバイエルン・ミュンヘンが現地時間2月23日、ブンデスリーガ第23節で、フランクフルトとホームで対戦。4-0で大勝し、首位の座をがっちりキープした。

 大怪我を経て、今月12日のセルティック戦(2-1、チャンピオンズリーグ)でようやく初出場した伊藤は、左SBで2度目の先発。すると、1-0で迎えた61分だった。

 25歳の日本代表DFはCKのこぼれ球に反応し、利き足とは逆の右足でシュート。見事にゴールを奪い、バイエルンの選手としてブンデスリーガで得点した初めての日本人選手となった。

 これを受け、現地メディア『Sky Sport』が「イトウがバイエルンの歴史に名を刻む」と題した特集記事を掲載。次のように伝えた。

「拳を上に突き上げる。口を大きく開ける。喜びは込み上げるものだ。ヒロキ・イトウがフランクフルト戦の61分にゴールを決め、バイエルンに2-0のリードをもたらした。普通のゴールではない。イトウはバイエルンのブンデスリーガ史上、初の日本人ゴールスコアラーとなった」
【動画】逆足のダイレクト弾!バイエルン伊藤洋輝の移籍後初ゴール
 同メディアはそのうえで、「記録的なチャンピオンであるバイエルンにおいて、彼は長らくシーズンで最も不運な選手だった。昨夏の新戦力はプレシーズン中に深刻な怪我を負った」と説明。伊藤が長期間のリハビリを乗り越え、カムバックした点に着目した。

「イトウは地域リーグのデューレンとのテストマッチで中足骨を骨折し、手術を受けなければならなかった。リハビリの段階で、フレキシブルなDFは後退を余儀なくされ、再び手術を受ける羽目になった。そして2月中旬、チャンピオンズリーグのセルティック戦で初めてバイエルンのジャージを着た。フランクフルト戦での活躍は、クラブの歴史に残るだろう」

 ヴァンサン・コンパニ監督も「彼は長い間離脱していたが、超短期間で私たちのクラブにとって、非常に貴重な選手になると証明してくれた。6、7か月の離脱を経て、今日ゴールを決めたことも素晴らしい話だ」と語っており、伊藤が重要な存在であることは間違いない。

 シーズン終盤、タイトル獲得に直結するパフォーマンスを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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