三笘薫の勢いが止まらない。ブライトンの関係者とサポーターは、日本代表アタッカーがいることを改めて喜んでいるだろう。

　先日、チェルシー戦でのスーパーゴールが絶賛されたばかりの三笘だが、２月22日に行われたプレミアリーグ第26節サウサンプトン戦でもネットを揺らした。

　三笘は２点リードで迎えた後半71分、ジョアン・ペドロとのコンビネーションから好機を手にする。ハーフラインを越えたあたりから約40メートルを独走し、相手守護神と対峙すると、冷静なループシュートでチームの３点目を決めた。

　これで三笘は公式戦３試合連続のゴール。2025年になってから５得点と好調だ。

『The Argus』によると、かつてリバプールなどで活躍した元イングランド代表のダニー・マーフィーは、英公共放送『BBC』で「今のミトマは絶好調だ」と話している。

「ラブリーなフィニッシュだった。ブライトンのファンは、彼がサウジアラビアに行かないことを喜んでいるだろう」

【動画】三笘薫が40メートル独走ドリブルから絶妙ループ弾

　今冬、クリスティアーノ・ロナウドを擁するサウジアラビアのアル・ナスルからの三笘に対するオファーが騒がれたのは記憶に新しい。巨額提示にブライトンと三笘が首を縦に振らなかったことは、大きな話題となった。

　移籍しなかった三笘は以降、ブライトンで見事な活躍を見せている。数々のゴラッソで、その価値は右肩上がりだ。来夏、再び去就が取りざたされること不可避とみられる。

　ブライトンのファンは、いずれ三笘がステップアップすることも視野に入れているはず。ただ、少なくとも今シーズンは、日本代表アタッカーがその類まれな才能を存分に発揮する姿を見ていたいと願っているだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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