「エンドウを疑ったのは間違いだった」遠藤航をもっと使うべき!リバプール番記者が指揮官の起用法に異論「スロットは間違っている」

2025年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼がスロットのシステムにフィットしないというのは誤りだ」

プレミアリーグではまだスタメンがない遠藤。(C)Getty Images

 シーズンが進むにつれ、遠藤航の重要性を改めて認識する声は増えている。

 今季からリバプールを率いるアルネ・スロット監督は当初、日本代表キャプテンにほとんど出場機会を与えなかった。抜擢したライアン・フラーフェンベルフが活躍したこともあり、遠藤はチーム内での序列を大きく落とすことになった。

 だが、次第に遠藤は存在感を強めていく。高いプロ意識と常に献身的な姿勢が絶えず評価されてきたのは周知のとおりだ。それに加え、出場時間は少ないながらも、逃げ切りを図る終盤の"クローザー"として、チームに欠かせない一員となっている。

 先日のエバートンとのダービーマッチでも、遠藤を起用せずに逃げ切りに失敗したことで、スロットを批判する声が寄せられたのは記憶に新しい。リーグ前節のアストン・ビラ戦もドローに終わり、遠藤がピッチに立たなかったことに不満の声があがった。

 この状況を受け、夏に遠藤の放出に賛成する記事を執筆した専門サイト『This Is Anfield』のジャック・ラスビー記者は、『FotMob』で自身の考えが誤っていたと認め、スロットも間違っているのではないかと主張している。

 同記者は「エンドウはフラーフェンベルフと同じタイプの6番ではない。夏の主なターゲットだったマルティン・スビメンディとも似ていない。だが、シンプルに彼がスロットのシステムにフィットしないというのは誤りだ」と記した。

「実際、特にエンジンルームでフラーフェンベルフが消耗の兆しを見せ始めてから、スロットは彼の才能をもっと生かすべきとの思いは強まっている。フラーフェンベルフは最高のシーズンにあるが、エバートン戦で彼がわずか1時間で交代になったことは、疲れやすくなっていることを裏づけた」

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 さらに、記者は「スロットがまだプレミアでエンドウを先発起用しておらず、チャンピオンズリーグでの8試合でスタメンだったのも、大きなローテーションがあったPSV戦だけだったという事実は変わらない」と続けている。

「そしてそれは、この段階でも彼がその能力を完全に信頼しているのかという疑問を生む。何か月も途中出場で納得の出来を見せ、カップ戦で先発出場したときも堅実で、時にはCBすらこなしてきたのに、だ」

「以前、筆者がエンドウの影響力を疑ったのが間違いだったように、もっと重要な試合で彼にさらなる脚光を当てようとしないスロットは間違っているのではないかと問う価値はあるだろう。結局のところ、リバプールの3番はこれまで、あらゆることを投げつけられても、最高水準で対処してきたのだ」

 遠藤の出場機会を増やすべきとの声はしばしば聞かれる。公式戦ここ4試合で1勝2分け1敗とスローダウンしているリバプールだけに、スロットの起用法に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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