「まだまだ未完成だなって、攻守に」鹿島OBの元日本代表DF名良橋晃が古巣の課題を指摘「我慢強くやっていくしかない」

2025年02月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「プレスがハマらなかった。ビルドアップでもプレスに引っかかる」

開幕戦で湘南に敗れた鹿島。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 現役時代は鹿島アントラーズなどで活躍した名良橋晃氏が、自身のYouTubeチャンネル『名良橋さんの大悟味ちゃんねる』で、古巣の鹿島について語った。

 今季から鬼木達監督を招へいした鹿島は、2月15日に行なわれたJ1第1節で湘南ベルマーレと敵地で対戦。64分に先制され、0-1で敗れた。

 この一戦を名良橋氏は「現状のチームの積み上げの差が明確に出たゲーム」と総括。鹿島は前半から相手FWの裏抜けにより最終ラインが押し下げられ、「後半は完敗に近い内容でしたね」と振り返る。

 セレッソ大阪で昨季、J1得点ランキング2位となる21得点を挙げたFWレオ・セアラが今シーズン加入。しかし、早速先発で起用したものの機能しなかったという。

「みんな下がってきちゃうんですよ。(鈴木優磨とL・セアラの)2トップも受けに来ちゃうんです。受けに来る分、相手は前に人を置ける守備ができるので、ベルマーレは守備で圧力をかけやすいですよね」
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 またチームは課題が山積していると指摘する。

「まだまだ未完成だなって、攻守に。守備でもプレスがハマらなかったですし、間延びさせられていたところもあったので、難しいと正直感じました。我慢強くやっていくしかないのでは、という感じはありましたね。

 ビルドアップでもベルマーレのプレスに引っかかることは、前半からあったので。みんな手前なので、窮屈になっちゃうのですよ。結局、背後がないので。レオ・セアラ選手と優磨選手も、背後を抜けるタイプじゃないので。ここをどうするのかなって」

 そして、今後に向けては「練習でどれだけ、それぞれの選手たちが意見を言い合って、どういう風にやっていくか」とポイントを挙げた。

 鹿島は次戦、22日の2節で東京ヴェルディを相手にホーム開幕戦を迎える。名良橋氏は「ヴェルディも前から強くかけてくるチームなので。こういうチームにどういう風に逃げ道を作るか。背後あっての手前だと思う」と展望した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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