セリエAで首位を走るナポリはこの冬、パリSGにフビチャ・クバラツヘリアを売却した。来季に向けてウイング強化が注目されるなか、候補のひとりとして噂になっているのが、日本代表の三笘薫だ。

　２シーズン前のセリエA優勝に貢献したクバラツヘリアをナポリが手放したのは、今季から加入したダビド・ネーレスのブレイクもあったからだ。ただ、そのネーレスの負傷離脱や、今季の優勝争い復活で来季の飛躍が求められるなか、新ウイング獲得の可能性に期待が集まる。

　そこで話題となったのが、チェルシー戦でのスーパーゴールが大きな反響を呼んだ三笘だ。英国メディアは、辛酸をなめさせられたチェルシーとともに、ナポリも日本代表に興味を寄せていると報じた。
【動画】三笘薫が超絶トラップから衝撃のスーパーゴール
　これを受け、イタリアのメディア『Calcio Napoli 1926』は２月19日、イギリスでの報道を伝えるなかで、「ミトマは右利きで、左ウイングだが、右サイドにも適応できる。それだけではなく、必要に応じて中盤に下がることも可能だ」と紹介している。

「主な特長はドリブルで、ボールを持つと簡単に相手を抜いて数的優位をつくることができる。走力に恵まれ、特にチームメイトにとっては有益であり、完璧なアシストマンだ。だが、強くて正確なシュートの才能に恵まれ、ゴールゲッターとしても非常にアクティブ。そのエリアでナポリに必要な特長だ」
 

　ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、２年前に優勝した際、キム・ミンジェが大活躍したのを受け、アジア人選手の獲得に関心を示した。特に日本市場はターゲットのひとつと言われており、様々な日本人選手への興味が噂になったのも記憶に新しい。

　以降、結局ナポリの日本人選手獲得は実現していないが、夏に動く可能性はあるのか。三笘がプレミアリーグを離れる展望は想像しがたいが、まずは続報が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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