「理解できない」85発の日本人エース放出にレジェンドOBが苦言

2025年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「強力なベンチメンバーが十分じゃなかった」

今冬にセルティックを退団した古橋。(C)Getty Images

 レジェンドOBクリス・サットンは、セルティックが冬のマーケットで古橋亨梧を売却したことに不満を漏らしていた。強豪相手に善戦しながらも敗退を余儀なくされ、そのフラストレーションを再び感じているのかもしれない。

 セルティックはチャンピオンズリーグ(CL)のプレーオフで、ドイツの名門バイエルンに敗れた。サットンはチームの出来を評価しつつも、なぜ古橋を手放したのかと悔しさをのぞかせている。

 セルティックで85を挙げた古橋の移籍はリーグフェーズ最終節を前に成立したが、その以前から内定が報じられていた。正式に発表される前から、サットンは『Record Sport』のコラムでクラブの決断を疑問視。古橋売却は、CLにおける野心に限界があることを認めたかたちだと批判していた。

 その後もチームの得点力は落ちていない。古橋が去ってからも、セルティックは公式戦6試合で6ゴールをあげている。前田大然や、控えだったアダム・イダの奮闘は周知のとおりだ。

 実際、バイエルンを相手にセルティックは健闘した。ホームでの第1レグで敗れるも、前田のゴールで希望をつなぎ、敵地での第2レグも先制点を奪取。2戦合計でタイスコアに持ち込んだ。しかし、後半アディショナルタイムの失点に屈し、最後はベスト16進出を逃した。

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 プレーオフ進出を称賛していたサットンは、再びRecord Sportのコラムで「とても大胆で勇敢な、規律のあるパフォーマンスだった」と、セルティックの戦いぶりをたたえている。

 そのうえで、サットンは「唯一指摘するなら、セルティックはチームを助けるための強力なベンチメンバーが十分じゃなかった」と、層の薄さが響いたと指摘。「私は今でもキョウゴが売られたことが理解できない」と、日本人ストライカーを失ったことへの無念さをにじませた。

 セルティック敗退の要因が古橋放出だけでないことはもちろんだ。ただ、伝説のOBは類まれな成績を残したキョウゴの不在を嘆いている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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