チャンピオンシップ（イングランド２部）のシーズンは、残すところあと３分の１となった。首位に立つリーズは、プレミアリーグ昇格に向けてこのまま突っ走りたいと意気込んでいるだろう。

　１部に復帰すれば、補強は欠かせない。世界最高峰のリーグで戦い抜くためのチーム強化は必須だ。ただ、すでにリーズにはプレミアリーグでも期待できる戦力があるとの声が寄せられた。今季のブレイクで注目度が高まっている田中碧のことだ。

　２月17日に行われたリーグ前節サンダーランド戦で、田中のパフォーマンスは傑出していたわけではないとの評価だ。だが、安定の出来で勝利に貢献したことへの賛辞は変わらない。
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『MOT Leeds News』は18日、「タナカがシルクのように滑らかで、非常に自信あふれるプレーで見る者を驚かせるのは、今季の目新しいことではない。リーズのファンが最も驚いているのは、知られていなかった彼をどのように引き抜いたのかということだ」と、日本代表MFを称賛した。

「彼のような力を持つ選手をブンデスリーガ２部から350万ポンド（約７億円）未満で獲得するなど、現代の移籍市場においては前代未聞だ。他クラブのファンは、リーズが最初に彼を見つけたことにとにかく驚いているだろう」

「来季に向け、プレミアリーグでの実績があるクオリティを持った選手の獲得がリーズに必要となることは否定できない。だが、彼らにはすでにタナカという、大きなステップアップが可能な選手がいる」

　今季の活躍で、来季の田中はいずれにしてもプレミアリーグの舞台に立つとの見方は小さくない。だが、本人はリーズでの昇格達成に集中しているはずだ。さらなる貢献で１部へのステップアップを果たせるように期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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