絶対に負けるわけにはいかない――。

　中国で開催されているU-20アジアカップ（U-20ワールドカップのアジア最終予選も兼ねる）で、D組の日本はここまで２試合を終え、１勝１分けの勝点４でグループ２位。ノックアウトステージ進出を懸けて、すでにグループステージ突破を決めている韓国と２月20日に対戦する。

　注目の日韓戦を前に、韓国メディア『スポーツ朝鮮』は「準々決勝進出に甘んじるわけにはいかない。2025年の最初の韓日戦は、韓国サッカーのプライドがかかった戦いだ」と士気を高めている。

　韓国は初戦でシリアを２－１でくだし、続くタイ戦は４－１で完勝。勝点６でグループ首位に立つ。記事は「結局、予想通りに１位争いは韓国と日本に絞られた」と記し、今後の戦いを展望する。

「D組１位はC組２位、D組２位はC組１位とそれぞれ準々決勝で対戦する。現在、C組の１位と２位はイラン（勝点６）とウズベキスタン（勝点６）。イランとウズベキスタンも韓日戦と同様、最終節の直接対決でグループ１位を決める。

　ただ、イラン対ウズベキスタン戦は、韓日戦の１日前、19日に行なわれる。韓国はC組の最終順位を確認したうえで、試合に臨むということだ。イ・チャンウォン監督には、避けたい相手を選ぶ"選択権"が与えられたと言えるかもしれない」
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　もっとも、同メディアはそのアドバンテージに興味を示さず、「相手が日本なら話は別だ」と主張。「韓日戦に負けた場合、サッカーファンからの批判は避けられない」と綴り、次のように続ける。

「これは2012年大会以来、13年ぶりにU-20アジアカップ優勝を目ざす韓国代表チームの雰囲気に少なからず影響を与える可能性がある。『すでに準々決勝に駒を進めたのに、グループ１位と２位に何の関係があるのか』と言われるかもしれないが、韓日戦は特別な意味を持つライバル戦だ」

　さらに「韓国の年齢別代表チームは最近、アジアの大会で日本と対戦し、連勝を重ねている」と誇示。昨年４月に行なわれたU-23アジアカップのグループステージ第３節、日本戦の１－０勝利などに触れ、「U-20アジアカップ（旧U-19チャンピオンシップ）本戦で日本と合計18回対戦し、13勝３分け２敗で優位に立っている」と胸を張る。

　戦績では分が悪い日本だが、今回は宿敵を破ることはできるか。注目の日韓戦は日本時間で20日の16時にキックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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