「クボは退団するかもしれない」欧州名門が久保獲得に“本気”と現地報道! 鮮烈ゴラッソで必要性を確信か。ソシエダは早くも後釜を指名「引き留めるのが難しいと知っている」

2025年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「移籍市場のスターになるかもしれない」

今夏の去就が注目されている久保。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダの久保建英は、2月13日に行なわれたヨーロッパリーグ決勝トーナメント・プレーオフ第1レグのミッティラン戦(2-1)で、圧巻のゴラッソを叩き込んだ。

 この一撃で、かねてより日本代表MFへの関心が取り沙汰されているスペインの名門アトレティコ・マドリーは獲得の必要性を"確信"したのかもしれない。
【動画】得意の形で左足を一閃!久保建英の鮮烈ゴラッソ!
 スペインメディア『EL NACIONAL.CAT』は2月17日、「クボはレアル・ソシエダを退団し、ラ・リーガに残留するオファーを受ける」と題した記事を掲載。「日本人選手は移籍市場のスターになるかもしれない」とし、こう伝えている。

「クボの将来はレアル・ソシエダを離れることになるかもしれない。この才能豊かな日本人ウインガーはサン・セバスティアンのチームの偉大なスターの一人だが、彼のパフォーマンスは他のクラブの注目を集めており、ここ数週間で具体的な可能性が浮上している。アトレティコ・マドリーだ」

「ディエゴ・シメオネ監督が率いるアトレティコは来シーズンに向けてチーム再編を計画している。強化が必要なポジションの一つはウイングであり、クボはメトロポリターノで最も好まれている選手の一人だ。シメオネ監督は、この日本人選手がチームにとって理想的なプロフィールを持っていると信じている。スピードがあり、ドリブル技術と突破力を備えた選手であり、近年のアトレティコの攻撃陣に欠けていたものだ。さらにクボはラ・リーガで決定力を発揮できることも示した」
 
 同メディアは「23歳のクボはレアル・ソシエダで安定した成績を残しているが、アトレティコのようなクラブならキャリアを飛躍的に前進させることができるとわかっている。この日本人選手は、ソシエダやビジャレアルといったビッグチームですでにプレーしているが、リーガやチャンピオンズリーグといったタイトル獲得を真剣に目ざすクラブでプレーする機会は一度もなかった」と報道。こう見解を続けている。

「チャンピオンズリーグに定期的に出場し、堅実なスポーツプロジェクトを展開しているアトレティコは、クボに最高レベルで競争する機会を与えるだろう。さらに、夏にアントワーヌ・グリーズマンがMLSに移籍する可能性があり、そうなれば前線に大きな穴が開き、日本人選手の出場時間が保証されることになる」

 記事は「アトレティコの関心とクボの意欲にもかかわらず、契約は容易ではないだろう。ソシエダはスター選手を手放したくなく、彼の契約には6000万ユーロの解除条項がある。サン・セバスティアン・クラブは彼の移籍に協力するつもりはないため、アトレティコは移籍交渉をするか、移籍費用を削減するために選手を移籍交渉に含めるよう努める必要があるだろう」と見立てている。

「アトレティコはクボの獲得を引き続き進めるだろうが、選手とソシエダの両者を説得する必要があるだろう。一方、サン・セバスティアンでは、チーム内でさらに重要な役割を与えることでスター選手を引き留めようとしている。今のところクボの将来は不透明だが、一つはっきりしているのは、アトレティコが本気で、この夏にこの日本人選手と契約するために全力を尽くすということだ」
 

次ページ「クボの代わりとしてソシエダに連れてきたい」選手とは?

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事