現地時間２月16日に開催されたプレミアリーグ第25節で、15位のトッテナムは、14位で同じく下位で苦しむマンチェスター・ユナイテッドとホームで対戦。１－０で接戦を制し、公式戦３試合ぶりに勝利を挙げた。

　勝利の立役者となったのは、負傷明けのジェームズ・マディソンだ。13分にルーカス・ベリバルが放ったシュートのこぼれ球に鋭く反応し、貴重なゴールを奪ってみせた。

　得点直後には、手でぺちゃくちゃ喋る口を表現したうえで、「静かにしろ」のジェスチャー。口うるさい批評家に反撃した模様だ。

　英公共放送『BBC』によれば、マンチェスター・ユナイテッドの元主将ロイ・キーン氏は今週、マディソンについて「レスターで降格したし、スパーズでも降格するだろう」と発言。さらに「才能のある選手」であることを強調しながらも、彼の復帰がトップ６入りに貢献すると考える人々は「夢の世界にいる」と言い放っていた。
【動画】マディソンがマンU相手に決勝弾！直後に強烈メッセージ

　ピッチ外からの攻撃をモノともせず、見事に結果を残したマディソンは試合後、次のように語った。

「今週はちょっと外野が騒いでいたね。人々はそれぞれの意見を持つだろう。でも僕はピッチで話したかったんだ。今日、僕が試合の勝者になったことを喜んでくれる人が少しでもいればいいんだけど」

　10番を背負うイングランド代表MFまた、「僕ほど自分に批判的な人間はいない」「監督はいつも外部の雑音を遮断するように言っているけど、難しい時もあるんだ」とも伝えた。

　今後もあくまで、ピッチ上でのパフォーマンスに集中するのみだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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