２月12日に行なわれたアジア・チャンピオンズリーグエリート（ACLE）のリーグステージ第７節で、韓国の光州FCは中国の山東泰山と敵地で対戦。１－３で敗れた。

　この一戦における、山東ファンの度を超えた挑発行為に光州サイドや韓国メディアが激怒している。

　韓国メディア『OSEN』は「光州の敗北よりも大きな問題が起きた。山東ファンの理解不能な行動だ」とし、こう伝えた。

「中国現地メディアによると、山東のファンは光州戦の際、スタンドで故チョン・ドゥファン元大統領の顔が描かれたプラカードを持ち出した。物議を醸している写真は、他でもないチョン・ドゥファン元大統領の顔写真だった」

　チョン・ドゥファン元大統領が陸軍幹部だった時代に、デモを起こした市民が軍に虐殺される、いわゆる光州事件が起こっており、それを揶揄したものと考えられているようだ。
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　OSENによれば、光州の関係者は、インタビューでこうコメントしたという。

「相手チームのファンがあまりにも多く、現場の状況を正確に把握できなかった。後になってサポーターの話を聞いて知った。正直、光州にとってその人物がどんな存在であるかを知っているので、なおさら腹立たしい。これは光州FCだけでなく、光州市、さらには韓国全体を侮辱する行為だ。厳重に対応する。連盟に連絡し、公式に対応を取る」
　
その後、山東泰山は声明を発表。「一部観客の失礼な行為は、決して山東泰山サッカークラブと泰山ファンを代表するものではありません。光州のクラブとファンを傷つけたことを深く後悔し、お詫びします」と謝罪している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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