現地時間２月12日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント・プレーオフ第１レグで、伊藤洋輝が所属するバイエルン・ミュンヘンは、前田大然と旗手怜央を擁するセルティックと敵地で対戦。マイケル・オリーセとハリー・ケインがゴールを奪った後、絶好調の前田に１点を返されるも、同点弾は与えず、２－１で先勝した。

　この一戦で、伊藤が２点をリードして迎えた78分から、ラファエウ・ゲレイロと代わって途中出場。左サイドバックに入り、ついに新天地デビューを飾った。

　25歳の日本代表DFは、昨夏にシュツットガルトからステップアップし、ドイツ屈指の強豪の一員となったものの、プレシーズンマッチで中足骨を骨折。11月上旬には再手術を行ない、長期離脱を強いられた。

　それでも懸命にリハビリを続け、今回のスコットランド遠征で初めてメンバー入り。ヴァンサン・コンパニ監督は前日会見で「ヒロキはプレシーズンで本当に良かった。ヨシップ・スタニシッチのように、彼が長い間離脱していたのは本当に残念だったよ。ようやく戻ってきたし、我々はそのポジションで余裕ができたと感じている」と語っていた。
【動画】ついについにこの時が！伊藤洋輝が待望のバイエルンデビュー！

　ようやく一歩を踏み出した伊藤は、セルティック戦後にインスタグラムを更新。「半年間のリハビリをサポートしてくれた方々に感謝します。また一つ子供の頃からの夢が叶いました。またここから新たなスタートをバイエルンミュンヘンで。本当にありがとうございました」と思いを伝えた。

　この投稿には日本代表の元キャプテン吉田麻也や、親交のあるスキージャンパーの小林陵侑も祝福する絵文字で反応している。

　セルティックをホームに迎える第２レグは２月18日。ただその前に、昨季にブンデスリーガの覇権を明け渡したレバークーゼンとのアウェーゲームがある。大一番が続くなか、伊藤の初先発、そして勝利をもたらす初アシスト、初ゴールも期待したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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