現地時間２月11日に開催されたチャンピオンズリーグの決勝トーナメント・プレーオフ第１レグで、昨季王者のレアル・マドリーが、プレミアリーグ覇者のマンチェスター・シティと敵地で対戦。３－２で接戦を制した。

　連覇を目ざすマドリーは19分に先制を許した後、60分にキリアン・エムバペが同点弾を挙げるも、80分にPKでアーリング・ハーランドにこの日２点目を奪われてしまう。

　しかし、最終盤に猛反撃。86分にブラヒム・ディアス、90＋２分にジュード・ベリンガムがゴールを奪い返し、鮮やかな逆転勝利を収めた。

　プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたのは、スコアラーではない。土壇場の２発を見事にお膳立てしたヴィニシウス・ジュニオールだ。クラブ公式サイトによれば、殊勲の背番号７は試合後、次のように喜びを伝えた。
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「悪くないよ。前半から良いパフォーマンスができた。僕らは本当によく守った。誰が得点しようが、誰がプレーヤー・オブ・ザ・マッチを受賞しようが関係ない。僕たちは皆、このシャツを着て大きなことを成し遂げ、マドリーを頂点に立たせるためにここにいる。

　今日最も重要だったのは勝利だった。方法も関係ない。この大会には特別な何かがある。これからも続けていきたい」

　勝負が決する第２レグは２月19日、本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行なわれる。

「まだ試合はたくさん残っている。リターンレグもタフになるだろうけど、この調子で、今夜のような守備を続けて、僕らのファンの前で魔法のような夜をもう一度過ごせるようにしたい」

　ヴィニシウスはその右足で再び魔法をかけ、サポーターを熱狂させられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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