「トラップだけを意識。カバーがいなかったので助かった」三笘薫が華麗な決勝点を振り返る。次もチェルシー戦「全く違う試合になる」

2025年02月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「キーパーが出てきていたので浮かすことしかできなかった」

三笘が一瞬の駆け引きを制し、チェルシー撃破に導いた。(C)Getty Images

 殊勲の背番号22が、値千金の決勝点の裏側を明かした。

 現地時間2月8日に開催されたFAカップ4回戦で、三笘薫を擁するブライトンは、チェルシーとホームで対戦。開始直後に守護神バルト・フェルブルッヘンのオウンゴールで先制を許すも、12分にジョルジニオ・リュテールが同点弾、57分に三笘が勝ち越し点を奪い、2-1で逆転勝利を収めた。

 フル出場し、大きなインパクトを残した三笘は試合後、FAカップを中継している『U-NEXT』のインタビューに対応。前に出てきた相手GKロベルト・サンチェスの動きを見極め、ループシュートで華麗に流し込んだ得点シーンを、次のように振り返った。

「フリーなのは分かっていたので、トラップのところだけを意識して。キーパーが出てきていたので浮かすことしかできなかったですけど、カバーがいなかったので助かりました」

 先週はノッティンガム・フォレストと敵地で戦い、0-7で歴史的惨敗を喫した(プレミアリーグ第24節)。その苦い経験を踏まえ、チーム全体で守備を強く意識していたようだ。

「しっかり守備から整えようってところは言っていました。前半に失点しましたけど、2失点目がなければ、全然ホームですし、巻き返せるところはあったので、1点目を前半に取れたのが大きかったです」
【動画】上手い!三笘薫がチェルシー相手に華麗なループ弾
 左サイドハーフを担った三笘だが、内側に絞る場面が少なくなかった。

「相手がマンツーマン気味に来ていたので、どこら辺までついてくるかなってところで、監督の戦術を遂行するようにしていました。後半はよりオープンになりやすかったので、サイドに入ってというところもありました」

 日程の妙と言うべきか、次もホームでのチェルシー戦(2月14日、プレミアリーグ第25節)だ。2戦連発が期待される森保ジャパンのエースは、難敵連破へこう覚悟を示した。

「大きな1勝ですけど、次すぐにプレミアリーグがありますし、そこで負けては意味がないです。FAカップもまだまだ長い道のりがあるので、これからかなと思っています。(チェルシーとの再戦は)全く違う試合になると思いますし、今日の試合を分析して、違う戦術のもと試合をすると思うので、そこは楽しみですけど、またホームなので勝ちたいです」

 本拠地アメリカン・エクスプレスで、2週連続チェルシー撃破なるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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