「世界中のチームが関心を示していた」なぜ古橋亨梧はレンヌ移籍を決断したのか。代理人が明かす「高額な契約を結べたが…」

2025年02月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「セルティックの考えを理解しなければいけなかった」

フランスに新天地を求めた古橋。(C)Getty Images

 常にタイトルを競うことができる。エースとして地位を手にし、サポーターにも愛されている。チャンピオンズリーグの舞台も戦えるようになった。では、なぜ、古橋亨梧は移籍したのだろう。

 セルティックに加入してから3年半、古橋はクラブの歴史でも有数の活躍を見せてきた。特にアンジェ・ポステコグルー体制ではゴールを量産。得点王や年間最優秀選手にも輝いた。

 ブレンダン・ロジャーズ現監督が就任してから、ゴールなど数字が下落傾向にあったのは確かだ。それでも、チームベストのストライカーとして、立場は確かなものだった。しかし、周知のとおり、古橋はこの冬のマーケットでリーグ・アンのボトムハーフにいるレンヌに移籍している。

 セルティック専門サイト『Celts Are Here』によると、代理人のジョエル・パニック氏は、『The Sunday Times』で「世界中のチームが関心を示していた」と明かした。

「非常に高額な契約を結べる市場がある。だが、特に1年半後のワールドカップを考えているなかで、現実的にどんなスポーツ面での野心を達成できるだろうか」

「それにセルティックと話して、彼らの考えを理解しなければいけなかった。クラブはシーズン半ばでベストプレーヤーを失いたくないものだからだ」

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 古橋はスコットランドで圧倒的な活躍を見せていても、森保一監督から日本代表に招集されないことがあった。2022年のカタール・ワールドカップでも選外となっている。

 グラスゴーは古橋にとって居心地の良い場所だっただろう。だが、そこを飛び出してでも、さらなる飛躍と代表での機会を求めたようだ。

 加入早々、レンヌは監督交代に踏み切った。状況は決して簡単ではない。そんななかでの古橋の挑戦が結実するのか、活躍を願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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