現地時間２月８日に開催されたスコティッシュカップ５回戦で、前田大然と旗手怜央を擁するセルティックは、２部のレイス・ローバーズとホームで対戦。５－０で大勝し、力の差を見せつけた。

　旗手はベンチスタートとなったなか、前田は普段務めているウイングではなく、CFで先発した。すると、開始６分で左足での絶妙なシュートで先制点を奪えば、45＋３分に速攻から追加点をマーク。さらに４－０となって迎えた77分にも、身体ごと押し込む泥臭いフィニッシュで得点し、見事にハットトリックを達成した。

　ここ３試合で６ゴール、今季全体で21ゴールと目を見張る活躍を見せている日本代表FWに指揮官もゾッコンだ。クラブ公式サイトによれば、ブレンダン・ロジャーズ監督は試合後にこう語った。
【動画】前田大然が大爆発！圧巻のハットトリック

「ここに来る前のダイゼンを調べた人なら、横浜（F・マリノス）でストライカーとしてプレーし、様々なゴールレンジで得点していたと誰でも知っているはずだ。彼は伝統的な９番ではないかもしれないが、背後を取り、機動力があり、スピードがあり、ボックス内でフィニッシュできる。今日の３ゴールは素晴らしかった。彼は様々な得点パターンがある」

　ロジャーズ監督の賛辞は止まらない。攻守で大奮闘するタフガイへの絶大な信頼が窺える。

「今シーズンの働きぶりは本当にセンセーショナルだ。21ゴールだけでなく、彼がチームにもたらすもの全てがそうなんだ。とても嬉しいよ」

　エースを担っていた古橋亨梧がレンヌに移籍した今、前田の存在感は高まるばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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