「今日は黙っていない。明白なPKだ」コモのセスク監督がノーペナルティ判定に激怒! ユ-べDFは反論「これでPKならサッカーをやめる」

2025年02月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あの部屋で試合の状況をどう管理しているのか」

審判団を痛烈に批判したセスク監督。(C) Getty Images

 名門相手に善戦しながらの黒星だった。セスク・ファブレガス監督のいら立ちは想像に難くない。

 セスクが率いるコモは2月7日、セリエA第24節でユベントスにホームで1-2と敗れた。試合後、指揮官は判定への不満を露にしている。

 前半、ユーべ新戦力のランダル・コロ・ミュアニの先制点を許したコモだが、ハーフタイムに入る直前にアサン・ディアオのゴールで同点とした。

 さらに後半、エリア内でユベントスDFフェデリコ・ガッティが手でボールに触れた場面に、コモ陣営はPKを要求。だが、VAR介入の結果も判定は覆らない。すると終了間際、逆にコモがPKを献上。これをコロ・ミュアニに決められている。

『Gazztta dello Sport』紙によると、セスクはこれまでにも不利となった判定が続いていると指摘し、「今日は黙っていない。これは極めて明白なPKだ」と激怒した。

「もううんざりだ。見ることができない主審のせいにはしない。だが、VARは見なければならない。VARが疑念を持たせる。あの部屋で試合の状況をどう管理しているのかに対する疑問だ」
【画像】ハンドなしは妥当? セスクが激怒したシーン
 これに対し、ガッティは「(映像を)見直してはいないけど、これほどハイレベルでプレーしてきた監督から(の批判は)、不思議なことだね」と反論している。

「今はちょっと触れただけでPKだ。今のサッカーで僕らDFはあまりに罰せられる。もう何もできない。ピッチで起きているファウルの実体が理解できない。これをPKにするなら、サッカーをやめるよ。確かに相手の体に手を置いた。でも、これでPKならサッカーをやめる。逆であってもそう言う」

 Gazztta dello Sport紙は、ユベントスに対するPKは妥当な判定だったと評価。一方、ガッティのハンドについては「疑問が残る」と報じている。

 ただもちろん、判定が変わることはない。降格回避を目指すコモだけに、セスクを筆頭とする陣営はフラストレーションだろう。その怒りを次戦以降と残留につなげられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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