セルティックのエースだった古橋亨梧は今冬、レンヌに移籍した。それでも、３年半で85ゴールを挙げた古巣での貢献は不変だ。

　もちろん、全てのサポーターが古橋を評価し、クラブにとって伝説的な選手だったとみているわけではない。ヘンリク・ラーションとの比較に値しないとの声もある。特に、ブレンダン・ロジャーズ体制になって以降、以前ほどゴールを量産していたわけではないだけになおさらだ。

　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は２月７日、「退団についてどう言おうと、ひとつ確かなのは、彼がクラブにとって素晴らしかったということ。そして彼を連れてきたアンジェ・ポステコグルーに多くが感謝しているということだ」と古橋を改めて称賛。そのうえで、ファンから批判的な声もあったことを紹介した。

「だが驚くことに、セルティック関係のすべての人がそう思っているわけではない。あるファンは『Clyde 1 Superscoreboard』で、『特に今季はキョウゴのファンではなかった』と述べ、ヘンリク・ラーションとの比較を評価しないと話した」
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　しかし、元レンジャーズのアンディ・ハリデーは、「そういう人がいるとは思わなかった。セルティックは弱くなると思う。キョウゴが去り、キョウゴの代わりを獲らなかったからだ」と述べている。

「（今季の古橋が良くなかったという点は）賛同したいけどね。２試合ごとに１得点というだけじゃない。彼は重要なゴールを決めてきた。欧州の舞台やダービーだ。セルティックにとってファンタスティックな補強だったと思う。素晴らしい３年半だった。私は彼を評価している。それは確実だ」

　ハリデーのコメントを紹介した67 HAIL HAILは、「ひとつ確かなのは、彼がグラスゴーで記してきた物語は、これからも孫たちに語り継いでいくようなものだったということだ」と締めくくった。

「カップ戦決勝でのゴールやレンジャーズ相手の８得点など、見る者を楽しませてきた。セルティックのレジェンドと呼ぶにふさわしい。100得点に達しなかったことだけが残念だ」

　ファンから愛されるキャラクターでもあった。古橋がセルティックに残したものは計り知れない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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