マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、アストン・ビラへ期限付き移籍したマーカス・ラッシュフォードに言及した。クラブ公式サイトが発言を伝えている。

　ラッシュフォードは下部組織出身で、10番を背負うユナイテッドの象徴的存在だ。ただ、今季途中から発足したアモリム体制下では、練習での姿勢に問題があるとされ、"厄介者"に。完全に干され、ベンチ外が続くなか、現地時間２月２日にビラ行きが決まった。

　ユナイテッドは同日に、鎌田大地を擁するクリスタル・パレスと対戦し、０－２で敗れた。その後の会見では、アモリム監督に対して、次のような質問が飛んだ。

「ラッシュフォードがアストン・ビラに行って、ユナイテッドがゴールを決められない時期に得点を重ねたとしたら、それはフットボールクラブにとって屈辱的で、あなたにとって問題ではないだろうか？」
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　指揮官はこれに対して「屈辱的？」と聞き返し、質問者から端的に「クラブにとって恥ずべきこと」という説明を受けると、こう考えを明かした。

「恥ずかしくはない。選手をレンタルする時は、その選手がプレーし、向上する姿を期待するものだ。何も屈辱的ではない。質問は理解できるけど、私は自分の選手たちのことだけを考えている。それだけだ。だから（移籍）ウインドウが閉まったら、私は自分チームにのみ集中し、チームを向上させるつもりだ」

　ラッシュフォードとしては、否が応でもレンタル元に自身の情報が届くほどの、圧倒的な活躍を見せたいところだ。

　新天地での巻き返しが期待されるなか、インスタグラムで「ビラの今季のプレーぶりや（ウナイ・エメリ）監督の野心に本当に感服している。僕はただフットボールをしたいだけなんだ。スタートを切れて興奮している」「ユナイテッドのみんなが、残りのシーズンでベストを尽くせるよう祈っている」とメッセージを発信した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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