「PKを与えないのはありえない」インテル指揮官がミラノダービーの判定に激怒!ミラン指揮官は反論「落胆からそう言ったのか」

2025年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「インテルに対してネガティブなエピソードが多すぎた」

判定に激怒したインテルのインザーギ監督。(C)Getty Images

 2月2日のセリエA第23節、ミラン対インテルのミラノダービーは、1-1のドローに終わった。

 インテルは前半終了間際、ティジャニ・ラインデルスに先制点を献上。だが、ビハインドを背負ったまま迎えた後半アディショナルタイム、ステファン・デ・フライの同点弾で黒星を回避している。

 ただ、この日のインテルは運に恵まれない場面もあった。ゴールマウスに3度嫌われ、ネットを揺らしてもオフサイドなどで取り消された場面も3回。加えて、シモーネ・インザーギ監督は、PKを与えられなかったと判定に怒りを表した。

 指揮官が言及したのは、マルキュス・テュラムがエリア内で倒れた73分の場面だ。テオ・エルナンデズのタックルはクリーンだったが、その直前にストラニヒャ・パブロビッチの足がかかっているようにも見える。
【画像】インテル指揮官が激怒したノーPKシーン
『Gazztta dello Sport』紙によると、インザーギは「このPKを与えないのはあり得ない。あり得ないことだ」と、VARの介入でPKの判定に変わらなかったことに不満を表した。

「主審が見えなかったということはあり得る。だが、座っている者(VAR)が主審を呼ばないなどあり得ない。怒り始めている。ピッチからでは気づかなかったが、明白なエピソードだ」
 
 さらに、指揮官は「最近多すぎる。言い訳や物語にするのは好きじゃない。だが、強調するのは正しい。スーペルコッパ以降、インテルに対してネガティブなエピソードが多すぎた」と続けている。

「ボローニャ戦ではテュラムが倒されたが、逆にファウルをとられた。ラウタロ・マルティネスはエンポリ戦で受けた傷がまだ残っている。レッチェ戦ではフェデリコ・バスキロットのハンドがあった。選手たちは素晴らしかったよ。これだけのことがあって引き分けるのは簡単じゃなかった」

一方、インザーギは「ミランは賛辞に値する。屈しなかった。彼らとの対戦は決して簡単じゃない」と、対戦相手に敬意を示した。

 だが、ミランのセルジオ・コンセイソン監督は「彼は彼が話すべきことを話すもの」と、皮肉を交えつつ、インザーギの主張に賛同はできないと話している。

「落胆からそう言ったのかもね。相手が下回ると思っていたからかもしれない。実際は強いチームと対峙することになったが。それは彼の意見であり、彼が言ったことは尊重するよ」

 一方で、コンセイソンは試合結果について、「落胆している。2ポイントを落としたからだ。だが、結果は正しい」と述べた。

「いずれにしても、これが我々の望む姿勢だ。強い相手に対して望んでいたことをうまく解釈できた。彼らの強みを抑え、弱点を生かすことが重要だった」

 ダービー後の試合で首位ナポリが引き分けたため、消化が1試合少ないインテルは3ポイント差で変わらず2位。一方、ミランは8位となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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