スペイン２部のラシン・サンタンデールは現地２月５日、レアル・マドリーからMF中井卓大を2025年６月30日までのレンタル移籍で獲得したと正式に発表した。同クラブのBチームで、４部リーグ（RFEF２部のグループ１）を戦っているラージョ・カンタブリアへ加入する。

　10歳の時に入団したマドリーのカンテラ（下部組織）で育った21歳の俊英は、今シーズンの前半戦、ローン移籍したスペイン３部のSDアモレビエタで11試合に出場。開幕８試合連続でスタメンに名を連ねたものの、その後は監督交代の影響もあって出番が激減し、10月以降は途中出場が３度あるだけだった。

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　そうした状況もあったのだろう。当初は今季終了までの期限付き移籍となっていたが、２月１日に契約終了が発表され、前倒しで退団していた。

　ラシン・サンタンデールは現在、２部で首位に立ってるものの、Bチームのラージョ・カンタブリアは４部で残留争いを強いられている。中井は降格の危機を回避するための救世主として期待がかかる。

"ピピ"の愛称で若い時から注目を浴びてきた技巧派MFは、新天地で飛躍の足掛かりを掴めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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