中東からの誘いに乗らなかったことを絶賛した。

　冬の移籍市場が終盤を迎え、ブライトンの三笘薫をめぐる動きが話題となった。クリスティアーノ・ロナウドを擁するサウジアラビアのアル・ナスルが、日本代表アタッカーを求め、ブライトンに巨額オファーを出したという。

　だが、２度にわたるオファーも三笘の移籍は実現に至らなかった。ブライトン専門サイト『We Are Brighton』は、「現代のサッカーは、金がすべてで、金を持つ者なら王様という憂うつな場所になった」とつつ、三笘が残留したことに賛辞を寄せている。

「サウジからの巨額オファーを断ってブライトンの選手であり続け、預金以上のことを大切にする選手がまだ存在することを示したミトマに万歳だ」

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　同メディアは「ミトマは自分の才能を生かして実績を残したとキャリアを振り返りたいのだ。銀行口座のゼロが不可解なまでに増えていくことよりも、である」と報じた。

「ミトマはまだその野心に燃えているのだ。だからこそ、ブライトンのファンはいつか彼が去ることを受け入れるべきだろう。その夢をかなえるために移籍して、誰がミトマをねたむだろうか。とても、とてもリッチになることを拒んでまでブライトンの選手であり続けた後ならなおさらだ」

　さらに、We Are Brightonは「ミトマはすでにブライトンサポーターの間で大変な人気だ。コントロールした瞬間に観客を興奮させる選手のひとりである。ミトマはスタジアム全体を沸かせる。美しい稀有な才能を持つのだ」と続けている。

「彼のブライトン（と自分のキャリア）へのコミットメントは、さらにその人気を確かなものとするはずだ。オイルマネーとスポーツウォッシングで暗くなったサッカーにおける、稀有な光なのだ」

　もちろん、サウジアラビアに移籍することと「カネ目当て」は、決してイコールではないだろう。ただ、一部では「オイルマネーになびかなかった」との見方にもつながったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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