なぜ85発の日本人エースを獲得しなかった? 15位に沈むプレミア強豪の“見送り”を現地メディアが疑問視「困難から抜け出す良い選択肢になっていたかもしれない」

2025年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ファーストチョイスのストライカーになれたかもしれない」

ポステコグルー監督(左)の愛弟子のある古橋の獲得を見送ったトッテナム。(C)Getty Images

 アンジェ・ポステコグルー監督がトッテナムの指揮官に就任した際、当初騒がれていたのが、愛弟子である古橋亨梧をセルティックから引き抜く可能性だ。

 そして今冬、古橋は3年半を過ごしたグラスゴーを離れると決めた。だが、新天地はポステコグルーがいるロンドンではなく、フランスのレンヌだ。少なくともこのタイミングで再会は実現しなかった。

『TBR Football』が先日報じたところによると、ふたりが一緒になることもあり得たのかもしれない。トッテナムはスコットランドで85ゴールを挙げた古橋の獲得を提案されたが動かなかったという。

 ポステコグルーの下で古橋が大エースとして躍動していたのは周知のとおりだ。そしてポステコグルーは現在、プレミアリーグで15位と低迷するトッテナムで批判を浴びている。タッグ再結成が好転につながるかもしれないという見方もあっただろう。

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 これを受け、セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は1月28日、「国内と欧州でのキョウゴの得点の記録から、彼は今季の残りにトッテナムを困難から抜け出させるための良い選択肢/応急措置になっていたかもしれない」と報じている。

「あらゆるレベルでのキョウゴの得点の記録は、トッテナムで仕事ができるというだけでなく、ポステコグルーにとってファーストチョイスのストライカーになれたかもしれないと証明している」

 夏にマンチェスター・シティの関心も一時話題となった古橋が、自身を知り尽くしている指揮官と、世界最高峰のプレミアリーグに挑戦する姿を見たいというファンも少なくなかっただろう。だが、古橋がチャレンジするのはリーグ・アンとなった。

 古橋のレンヌ移籍は選手、そしてポステコグルー率いるトッテナムのそれぞれに、どう影響していくのか。シーズンの今後が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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