現地時間１月26日に開催されたプレミアリーグ第23節で、13位のマンチェスター・ユナイテッドは、10位のフルアムと敵地で対戦。１－０で接戦をモノにした。

　決勝点をマークしたのは、リサンドロ・マルティネスだ。長らくスコアレスで迎えた78分、27歳のアルゼンチン代表DFは、相手のパスを敵陣ゴール前でカットすると、左足を一閃。これがブロックに入った相手の足に当たり、強烈なドライブシュートとなった結果、ボールは必死に手を伸ばしたGKの上を行き、ゴールに吸い込まれた。

　見事に勝利の立役者となったマルティネスだが、試合後のインタビューでは「自分より彼の方が決定的な仕事をやってのけた」とばかりに、６歳下のトビー・コリヤーを絶賛した。76分からピッチに入っていた若きイングランド人MFは、88分の相手のCK時に、ゴールライン上のギリギリのところでヘッドでクリアし、同点の大ピンチを救っていたのだ。

「なぜ僕がこんなに幸せなのかというと、彼のおかげなんだ。この男は若い世代にとって大きな手本だ。彼の存在を本当に嬉しく思うよ。毎日ハードワークしているし、とても謙虚だからね。彼は全てに値する」
【動画】クリアした位置も時間帯もギリギリ！21歳MFの超ビッグプレー

　一方、熱い賛辞を受けたコリヤーは、感謝を伝えるとともに、さらなる成長を誓った。

「信じられないよ。ワールドカップで優勝した選手からの言葉だからね。これ以上の人はいないよ。だけどまあ、彼が言ったように、僕はただハードワークしているだけだし、タフな環境だよ。それは良いことだと思うし、選手としても性格的にも良くなる。僕は向上することと、できる限りチームを助けることだけを考えているんだ」

　中位以下に甘んじるユナイテッドは、ここから勝利を重ね、まずは順位を一桁にしたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「カオルは全てを持っている」「ビッグプレーヤーだ」１G１Aで"新記録達成"の三笘薫をブライトンの31歳指揮官が手放しで称賛！「一緒に仕事ができて本当に嬉しい」

【記事】「トリッキーな日本人は凄まじい」まさに"ミトマ劇場"！１G１Aの三笘薫に現地メディアから絶賛相次ぐ！「マンUのDFに絶え間ない問題を引き起こした」