ぶっつけ起用、英語も話せず…マンC20歳DFの“残酷デビュー”にリバプールOBが見解「見ていて辛かった」「間違いだった」

2025年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「長期的なダメージにならないよう願っている」

54分に早期交代となったクサノフ。(C)Getty Images

 ほろ苦いデビューとなった。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティは現地時間1月25日、プレミアリーグ第23節でチェルシーとホームで対戦。3-1でビッグマッチを制した。

 この一戦で、今冬にRCランスから加入したアブドゥコディル・クサノフがCBで先発。初出場を果たしたが、開始3分で守護神エデルソンへのバックパスをかっさらわれ、失点を招けば、直後にも自陣でパスミス。手荒なタックルで慌てて止め、イエローカードを受けた。

 結局、54分に最初の交代でベンチに下がったなか、リバプールOBのジェイミー・レドナップ氏が英衛生放送『Sky Sports』で、20歳のウズベキスタン代表DFのぶっつけ起用に言及。同じく新戦力でFWのオマル・マルムシュと比較し、次のように語った。

「試合前に、『彼を先発させるのはリスクがあると思う』と言ったんだ。マルムシュの方がリスクは少ない。センターバックとしてプレーする場合は、リスクとプレッシャーがある分、より難しい。ペップは今、『起用すべきではなかった』と言うだろうね。20歳で、この国に来たばかりだし、チームはディフェンスユニットとしての自信を失っている」
【動画】マンCデビュー3分で…チェルシーの先制点を招くあまりに痛恨のミス
 結論的には「今日のような環境に彼を放り込んだのは間違いだった」と考えているレドナップ氏だが、かなりバタついた試合序盤を経て、徐々に落ち着いていったと見ている。

「最初のミスの後、彼は良くなった。でも、彼にとっては本当に難しい1日だった。長期的なダメージにならないよう願っている。そこから学んで、もっと強く、もっと良い選手になってほしいね。最初の15分か20分は見ていて辛かった。彼がかわいそうだった」

 英語が話せず、コミュニケーション面でも課題を抱えるクサノフは、プレミアリーグを代表する守備者の1人に成長できるか。アジアの代表としても期待が懸かる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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