「新しいFC東京になるんじゃないかな」「本当に裏表のない監督」リキさんと再タッグ! 元マリノス戦士2人が伝えた期待感と覚悟

2025年01月22日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

遠藤が海外挑戦で得た経験は?

温暖な沖縄でトレーニングを続けているFC東京の選手たち。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 悲願のJ1制覇を目ざすFC東京は今季、松橋力蔵監督のもと新たなスタートを切る。東京都調布市生まれで現在56歳の新指揮官は、以前に横浜F・マリノスでコーチを務めており、仲川輝人と遠藤渓太にとっては、再タッグを組むこととなった。

 改めて共闘するにあたり、沖縄キャンプ中の1月20日、仲川に"リキさん"について尋ねると、「監督としては初めて」と前置きしたうえで、期待感たっぷりにこう伝えてくれた。

「引き出しの多さだったりはものすごくあると思うし、柔軟性もあると思う。FC東京の良さとリキさんの引き出しで、色んなイマジネーションだったり、コンビネーションもそうですけど、新しいFC東京になるんじゃないかなと思います」

 仲川は加入3年目で、今年7月に33歳になる。ただ、チームには自身より年上の長友佑都、森重真人、東慶悟もいる。

「僕も32歳とか33歳の年なので、背中や行動で引っ張っていくことを意識しながらやっています。(先輩方は)素晴らしい人格者ですしね、見習うところもやっぱりありますけど、 監督が言っていることを言うと、自分たち1人1人が自覚を持ってやることが1番大事。ついていくだけじゃなくて、もっと下が引っ張っていかないといけない」
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 また、現在27歳の遠藤は、松橋監督の印象をこう語る。

「本当に裏表のない監督だと思います。だからこそ、正しい競争がチーム内で行なわれていると思うので、その競争に勝てるようにしたいし、出てる人出てない人じゃなくて、みんながモチベーション高く今、練習していると思うので、本当に良い感じかなと思います」

 遠藤はマリノスに加え、ドイツ1部のウニオン・ベルリン、同2部のブラウンシュバイクを経て、昨季からFC東京の一員に。海外では満足に出場機会を得られなかったが、本場のフットボールを肌で感じた経験は、確実にプラスになる。

「そんなに言えるほど試合は出られなかったですけど、それでも球際のところだったりはちょっとは学べたと思うし、あとは勝負の際のところというか、大事な局面での勝負強さは、向こうで学べたかなと思います」

 2019年に松橋コーチと共にJ1制覇を成し遂げた元マリノス戦士2人は、FC東京でも歓喜をもたらせるか。遠藤は「リーグ優勝を目ざしています。もちろん他のタイトルも。個人としてはゴール・アシストで二桁取れるように」と力を込めた。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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