「本当にもったいないシーズン」を経て――
神戸4年目、プロ12年目のシーズンに臨む汰木。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)
ヴィッセル神戸は昨季、見事にJ1連覇を達成。さらに天皇杯も制した。その立役者として、ダブルエースの大迫勇也や武藤嘉紀ら主力がクローズアップされる一方で、思うようにプレータイムを伸ばせなかった選手もいる。汰木康也はその1人だ。
29歳のドリブラーは、リーグ開幕スタメンを勝ち取り、ジュビロ磐田相手に先制点をマーク。幸先の良いスタートを切ったが、2節の柏レイソル戦で負傷してしまう。その後、4月下旬に復帰するも、散発的な出場に留まったうえ、9月まで再離脱。結局、J1での先発は5月までの4試合のみ、途中出場を含めても10試合の出場で神戸3年目を終えた。
復活を期す汰木は今、沖縄キャンプで黙々と練習を続けており、1月21日には沖縄SVとのトレーニングマッチに出場した。その試合後、話を訊いた。本人の感覚では、まだ身体を作っている段階だが、すでに確かな手応えがあるようだ。
「コンディション的にも100%まではまだ全然だけど、去年のキャンプインよりは状態良くキャンプに入れてる。守備のところで全然戻れてなかったり、攻撃で出ていけないようなところはまだコンディション不足だけど、それでもやっぱり、フェーリングの部分は結構良い感じだし、すごく良い状態でキャンプに入れてる」
昨季を振り返れば、当然悔しさがある。
「怪我の影響がすごく大きくて、半年以上怪我が続いて、コンディションも上がらない状態で、本当にもったいないシーズンだった。でも開幕戦と、シーズンラストの9月から10、11、12月とコンディションを上げられて、最後のところで限られた時間で仕事はできた自信もある。シーズンを通したら出場時間なり結果は少なかったけど、最後優勝に自分も力になれた。
そこは、負い目を感じるんじゃなくて、自信を持ってシーズンを終われたし、だからこそ良い状態で今キャンプに入れると思う。悔しさは少なからずあるけど、プラスの部分もあったので、このキャンプでさらに積み上げて、開幕に向かって良い状態でいけるんじゃないかな」
【画像】沖縄でキャンプ中のヴィッセル神戸が町田、沖縄SVとトレーニングマッチを実施!緊張感が漂う激しいバトルに!
29歳のドリブラーは、リーグ開幕スタメンを勝ち取り、ジュビロ磐田相手に先制点をマーク。幸先の良いスタートを切ったが、2節の柏レイソル戦で負傷してしまう。その後、4月下旬に復帰するも、散発的な出場に留まったうえ、9月まで再離脱。結局、J1での先発は5月までの4試合のみ、途中出場を含めても10試合の出場で神戸3年目を終えた。
復活を期す汰木は今、沖縄キャンプで黙々と練習を続けており、1月21日には沖縄SVとのトレーニングマッチに出場した。その試合後、話を訊いた。本人の感覚では、まだ身体を作っている段階だが、すでに確かな手応えがあるようだ。
「コンディション的にも100%まではまだ全然だけど、去年のキャンプインよりは状態良くキャンプに入れてる。守備のところで全然戻れてなかったり、攻撃で出ていけないようなところはまだコンディション不足だけど、それでもやっぱり、フェーリングの部分は結構良い感じだし、すごく良い状態でキャンプに入れてる」
昨季を振り返れば、当然悔しさがある。
「怪我の影響がすごく大きくて、半年以上怪我が続いて、コンディションも上がらない状態で、本当にもったいないシーズンだった。でも開幕戦と、シーズンラストの9月から10、11、12月とコンディションを上げられて、最後のところで限られた時間で仕事はできた自信もある。シーズンを通したら出場時間なり結果は少なかったけど、最後優勝に自分も力になれた。
そこは、負い目を感じるんじゃなくて、自信を持ってシーズンを終われたし、だからこそ良い状態で今キャンプに入れると思う。悔しさは少なからずあるけど、プラスの部分もあったので、このキャンプでさらに積み上げて、開幕に向かって良い状態でいけるんじゃないかな」
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横浜F・マリノスユースから加入し、プロキャリアをスタートさせたモンテディオ山形で5年、浦和レッズで3年、そして神戸で4年。3クラブを渡り歩き、今年の7月に30歳となる。1つの節目となる、「30」という数字はどう捉えているのだろうか。
「もう何年目だ?12年目か。いやでも、サコ君(大迫)やヨッチ君(武藤)、ゴウ君(酒井高徳)みたいな、ああいう世代がシーズンを通して優勝に貢献してるわけで。自分も今年30で、多分他のチームだったらもうベテラン扱いだけど、このチームにいるから、そういう選手たちも周りにいるし、まだまだ学ぶこともあるし、すごく良いことしかない素晴らしい環境にいれてる。成長できる部分がたくさんある。
『もう30』じゃなくて。ゴールもアシストも伸ばしていけると思うし、そういう歳みたいなところは全然感じてないから、まだ若手のつもりだし、そういう気持ちでやっていけたら」
汰木の全盛期はこれからだ。神戸が3連覇を果たした際、中心選手の1人として、堂々とシャーレを掲げる姿が見たい。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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『もう30』じゃなくて。ゴールもアシストも伸ばしていけると思うし、そういう歳みたいなところは全然感じてないから、まだ若手のつもりだし、そういう気持ちでやっていけたら」
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