相馬勇紀が思う、町田最大の強みは? 海外挑戦で感じた「かなり差がある」部分、逆に日本が負けていない良さもズバリ分析

2025年01月21日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「そもそもパワーが違う」

町田で2年目を迎える相馬。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 相馬勇紀のFC町田ゼルビアでの2年目のシーズンが、間もなく始まる。

 日本代表で14試合5ゴールをマークしている27歳は、名古屋グランパスからポルトガル1部カーザ・ピアへの期限付き移籍、名古屋への復帰を経て、昨夏に町田に加入。J1初参戦で初優勝のラストピースとして期待されたが、最終的に3位になったチームでフル稼働とはいかなかった。

 沖縄でのヴィッセル神戸、沖縄SVとの練習試合後に取材に応じた相馬は、町田1年目をこう自己分析した。

「怪我があって、なかなか合流のところも上手くいかなかったですけど...優勝したかったので、チームとしての結果はあれですけど、ACL(の出場権は)は取れたので最低限かなと思っています」

 町田はそれまで青森山田高校を率いていた黒田剛監督のもと、大躍進している。自分たちから見て、最大の強みは一体何なのか。

「日頃から常に勝利にこだわりながらやる意識的な部分もそうですし、まず1人1人の個のクオリティで、球際で負けないとか、デュエルのところの強さが良さだと思います」
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 また、海外でのプレーの話題も掘り下げた。Jリーグとの差はどこにあるのか。

「デュエルのところとか。そもそもパワーが違いますし、スピードも違う。ゴールを守るんじゃなくて、ボールを奪いに行く姿勢は、かなり差があるなと思っています」

 一方で、海外に負けていない日本サッカーの良さもある。

「やっぱり、クレバーさみたいなところはあると思います。予測のところだったり、そこは良くも悪くもかなりあるなと」

 精悍さが増してJリーグに復帰した相馬は、森保ジャパンでの活躍も期待される。ただ、あくまでクラブでのハイパフォーマンスがあっての代表だ。

「日本代表はいつでも目ざしていきたい場所だけど、チームで活躍することの結果としてついてくるもの。変に意識はせず、チームで結果を出していたら、タイミングがあれば呼ばれると思っているので、まずは自分の目の前を頑張るところを意識したいです」

 具体的には、「今ウイングバックとかもやっているので、ゴール・アシストで最低10は取っていきたい」と誓ったゼルビアの背番号7が、今年こそタイトル奪取に導く。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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