「期待値を上げられた」連日大盛況のガンバ沖縄キャンプ、一森純も注目度を実感! 東口順昭らと切磋琢磨、“競争”の概念はなし

2025年01月20日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「去年のパフォーマンスを最低限求められている」

昨季にマリノスからレンタルバックした一森。J1全試合でゴールを守った。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 2024年にJ1で4位に入ったガンバ大阪の沖縄キャンプには、連日多くの観客が訪れ、賑わいを見せている。注目度の高さは選手も感じているようだ。

 正GKとして上位に押し上げた一森純に、練習後に話を訊くと、考えをこう明かしてくれた。

「長年苦しんでいたチームが久々に上位に食い込んで、サポーターの皆さんや地域の皆さんのガンバ大阪に対する期待値を大きく上げられたシーズンだったかなと思っています。もう目に見えて、サポーターの皆さんが足を運んで来てくれているので」
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 ガンバのGK陣には、日本代表歴もあり、非常に経験豊富な東口順昭らもいる。高いレベルで切磋琢磨するなか、一森は"ポジション争い"とは捉えていないようだ。

「競争とかって概念ではなくて、『ガンバを良くするために』ってところで、1人1人が自分の成長やチームの成長のために頑張るってこと。結果的に選ぶのは監督で、自分じゃないので、そこに尽きるかなと思います」

 クラブへの想いは非常に強い。「1年間通してガンバでゴールマウスを守らせてもらって、責任感がどれほど大きなものか、しっかりと認識できたので、よりワンプレーに思いを乗せることができています」と頷く33歳の守護神に、1つの指標となる日本代表入りに関して尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「『そのためにガンバで』って思いは一切なくて、ガンバでプレーするなかで評価してもらえて選ばれる場所だと思います。ガンバのために全てを注ぐことが、そういうところに繋がってくると思うので、決して代表ありきの自分じゃないと常に意識しています」

 明確な考えとビジョンを持ち合わせている一森は、今季も好守を連発してくれるはずだ。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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