浦和レッズに加入したMF金子拓郎が、沖縄キャンプでの練習後に取材に対応。新天地での意気込みを示した。

　現在27歳で埼玉県出身の金子は、北海道コンサドーレ札幌でプロキャリアをスタート。その後、クロアチアのディナモ・ザグレブ、ベルギーのコルトレイクでプレーし、今季から地元のクラブの一員となった。

「まず１番意識しているのは、自分のアピール。どのポジションも競争が激しいですし、その中で自分の持ち味を練習から存分にアピールしなきゃいけないので、そこをまず出すこと。それから僕は新加入なので、戦術をすぐ理解するところと、周りの選手とコミュニケーションを取って、合わせるところにフォーカスしてこのキャンプをやっています」

　心の内をそう明かした金子が、海外挑戦を経て大きく成長したと感じている部分はメンタルだ。

「メンタルは非常に成長したかなと自分でも思います。チームが上手くいっていない時とかにポジティブな声だったり、自分のプレーで引っ張っていけたらなと思っています」
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　日本を離れて１年半プレー。「浦和で驚いたことは？」という質問を受けた際には、「浦和の練習場のご飯」と回答。母国での食事は久々だった分、より一層美味しく感じたようだ。

「やっぱり海外にいたので、日本食が本当に美味しいです。施設や芝もすごい綺麗で、ありがたい環境でできているので頑張りたいと思います」

　もっとも、かけがえのない一時を過ごしたクロアチアとベルギーのフォローも忘れない。「あっちはあっちで美味いんですけど...やっぱ日本人にとっては、ありがたみは感じています」と金子は柔和な笑みを浮かべた。

取材・文●有園僚真（サッカーダイジェストWeb編集部）

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