「監督の構想から外れた」パリ五輪世代の日本人FWが欧州で戦力外状態に…OBは放出を進言「ありがとう、また会おう」

2025年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らは出場を望んでいる」

9月以降、ピッチに立っていない小田。(C) Getty Images

 残留を争う厳しいシーズンで、チーム内での居場所を失っている。OBからは放出を求められた。

 ハーツのFW小田裕太郎は今季、リーグ開幕から3戦目でゴールを決めたが、9月末から太ももの負傷で離脱を余儀なくされた。2か月を棒に振り、その後はピッチに立つことができていない。ここ5試合のうち4試合ではベンチにも入れず、メンバー外だった。

 チームも今季は苦戦中。22試合を終えて入れ替えプレーオフに回る11位につけている。残留ラインとは2ポイント差だ。

 この状況に、ハーツOBライアン・スティーブンソンは、『Daily Record』で、「1月は合計で4、5選手を獲得する必要がある。大仕事だ。だが、絶対に必要となる」と補強の必要性を強調。そのうえで、小田や同じく去就が騒がれているバリー・マッケイは放出すべきと話した。

「オファーがあれば、マッケイとオダには『ありがとう、また会おう』と言いたい。両選手ともニール・クリッチリー監督の構想から外れた」

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 そのクリッチリー監督は先日、地元メディア『Edinburgh News』で、「ふたりとも出たいと思っているはずだ。プレーできておらず、1月のマーケットが開いていれば、アクティブになり出すもの。代理人たちが働きかけても驚かないし、理解するよ」と述べている。

「ふたりとも適切にトレーニングしており、プロフェッショナルだ。状況があっという間に変わることはあり得る。扉は完全に閉ざされているわけじゃない。だが、バリーとユウタロウはチームに入っておらず、彼らは出場を望んでいる」

 スコットランドに渡って2年が過ぎた。パリ五輪世代の23歳はキャリアの新たな分岐点を迎えているのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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