「実況・解説も最高潮。何を言っているか分からない」元日本代表DF名良橋晃が岡山のJ1初昇格に興奮!「ただ大音量で絶叫していた」

2024年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「矢印は前向きというスタイルを、ゲームを通してやった」

プレーオフ決勝で快勝し、初のJ1昇格を果たした岡山。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

  元日本代表DFの名良橋晃氏が、自身のYouTubeチャンネル『名良橋さんの大悟味ちゃんねる』で、クラブ初のJ1昇格を決めたファジアーノ岡山について語った。

 今季、J2リーグを5位で終えた岡山は、12月1日に行なわれたJ1昇格プレーオフの準決勝で、4位のモンテディオ山形に3-0で完勝。7日の決勝では6位のベガルタ仙台に2-0で快勝し、悲願を成就させた。

 岡山の地元テレビ局の中継で決勝の解説を務めた名良橋氏は、試合開始直後を「仙台のほうがロングボールを入れて、ファジアーノのゴール前に迫る回数が多かったんですよ。ちょっとヒヤッとしたプレーがあって」と回想。ただ、岡山が盛り返していったと語る。

「しっかりと押し戻して。そのなかで、ファジアーノらしい前から圧力をかけて、蹴られたボールに対してセカンドボールを拾って。矢印は前向きというスタイルを、ゲームを通してやってくれました」

 その後、岡山は20分に木村太哉が相手のクリアをカットすると、このこぼれ球に反応した末吉塁がコントロールシュートを決めて先制。61分には、相手守備を突破したルカオからパスを受けた本山遥がフィニッシュして追加点を奪う。名良橋氏は、両ゴールともに関わった各選手の質の高さを称賛する。
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 また、2点目を取った直後の会場の様子を「点を取った瞬間のシティライトスタジアムのボルテージは凄かったですよ。もう『ブワー』ですよ。一気に最高潮。実況・解説も最高潮。多分、何を言っているか分からないです。ただ大音量で絶叫していたぐらいですね」と振り返り、自身の興奮ぶりも明かす。

 さらに、岡山の守備の安定感を「1回危ないシーンあったんですよ。仙台に作られて。そこでも、(GKスベンド・)ブローダーセン選手が左手1本でセーブして、しっかりと失点をゼロと抑えた。最後は神谷(優太)選手、竹内(涼)選手、最後の最後は柳育崇選手と(柳)貴博選手を入れて、もう盤石でしたよ」と称えた。

 そして、「今シーズン積み重ねていたものをしっかりと、ゲーム開始からゲーム終了まで全員が体現してくれた。ファジアーノらしい勝ち方で、2-0と見事な勝利。プレーオフも2試合ともクリーンシートですからね」とまとめた。

 岡山の戦いぶりと、試合後に喜ぶ選手たちを見て「最高ですよ」と感激したという名良橋氏は、J1初挑戦となる来季に向けて「楽しみ」と期待を寄せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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