「スコットランドでしか活躍できないとの疑念」154戦81発の日本人FWがCLでは18試合で3得点の“謎”に英紙が見解「国内ではゴールを量産、欧州では影に隠れる」

2024年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「前半のボールタッチはわずか5回」

CLディナモ・ザグレブ戦は精彩を欠いた古橋。(C)Getty Images

 スコットランドでの実績は確かだ。一方で、欧州最高峰の舞台では思うようにネットを揺らせていない。

 古橋亨梧はセルティックに移籍してから154試合で81得点を挙げている。だが、チャンピオンズリーグ(CL)に限れば、出場18試合で3得点にとどまっている。

 12月10日に行われたリーグフェーズ第5節のディナモ・ザグレブ戦でも、古橋はスタメンに名を連ねたがインパクトを残すに至らず、72分に交代した。 

 英紙『Daily Mail』は、「キョウゴには2つのバージョンがある。スコットランド国内でおもしろいようにゴールを量産する選手と、欧州の舞台では大半で影に隠れる選手だ」と報じている。

「ディナモ・ザグレブ戦でも、キョウゴは中心になれなかった。まったく試合に絡むことができなかった。前半のボールタッチはわずか5回。いずれもディナモのゴールから20ヤード超のところでのタッチだった」

「もちろん、セルティックは決定機をつくることができず、彼への供給も流れるようではなかった。だがそれでも、キョウゴは抑えられたようだった。相手守備陣にまったく脅威とならなかった」
【動画】あまりに鮮やか!旗手も絡んだ古橋の華麗な最新ゴール
 同紙は「スコットランド国内で活躍するキョウゴにとって、欧州の舞台はまだ解決できない謎のままだ。数字に大きな開きがある」と続けた。

「(ディナモ・ザグレブ戦でも)脅威になれなかった。セルティックは彼が試合に入れるようにできなかった。トップストライカーは常にボックス内の小さなスペースに飛び込み、こういったタイトな試合に勝つためのゴールを決める方法を見つけるものだ」

「チャンピオンズリーグのレベルでもっとコンスタントに得点する方法を見つけない限り、キョウゴはスコットランドレベルでしか活躍できないとの疑念は常につきまとうだろう」

 大一番での勝負強さも評価される古橋だが、だからこそ欧州でのゴールを期待する声は尽きない。リーグフェーズは残り2試合。古橋は決勝トーナメントをかけたプレーオフ進出にチームを導くだけでなく、ネットを揺らすことも期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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