三笘薫がフル出場で奮闘も完敗。31歳指揮官は開始4分で失点招いた守護神を全面擁護&痛烈苦言「サッカーが変わってしまう」

2024年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「批判は絶対にしない。ミスをしなければゴールは生まれない」

今夏、プレミア史上最年少で監督に就任したヒュルツェラー(右)。(C)Getty Images

 現地時間12月5日に開催されたプレミアリーグ第14節で、5位のブライトンは、12位のフルアムと敵地クレーブン・コテージで対戦。三笘薫はフル出場で奮闘したなか、1-3で完敗し、4試合ぶりの黒星を喫した。

 ブライトンは開始4分で、守護神バルト・フェルブルッヘンのパスミスから先制点を許す。その後、懸命に反撃を続け、三笘の絶妙なクロスなどからチャンスを作ったが、なかなかゴールを奪えない。それでも56分、カルロス・バレバがついに同点弾を挙げたものの、79分と87分に再び失点し、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位浮上とはならなかった。

 クラブ公式サイトによれば、ベンチ入り停止でスタンド観戦を余儀なくされたファビアン・ヒュルツェラー監督は試合後、「パフォーマンスは良かったが、結果は非常に残念だ。我々はより多くを手にするに値した。作ったチャンスをモノにできなければ、罰を受ける羽目になる」と悔しさを滲ませた。
【動画】指揮官が判定への不満を露わに!主将ダンクへのファウルはあった?2失点目のシーン
 相手のCKから浴びた2失点目は、マット・オライリーの臀部辺りに当たって自陣ゴールに入ってしまった、オウンゴールによるもの。1失点目に続き、自分たちのミスで相手に得点を与える形となったなか、31歳の若き指揮官は揺るぎない考えをこう伝えた。

「フットボールにミスは付き物だ。バルトを批判することは絶対にない。ミスをしなければ、ゴールは生まれない。我々は解決策を見つける。それは私たちのやりたいプレーであり、後ろからのプレーを明確にする方法が見つかると私は確信している。

(2失点目は)ルイス(・ダンク)へのファウルだったと思う。選手がブロックをしようとすると、ますます問題が起こる。セットプレーでは、ブロックが一般的になってきているし、ブロックについて明確なルールを作らないと、サッカーが変わってしまう。ルイスへのファウルだったが、レフェリーはそう判断しなかった」

 次節のレスター戦までは中2日。ヒュルツェラー監督は「簡単なミスから学び、改善する必要がある。次のチャンスは日曜日のレスター戦だ。素早くリカバリーし、自分たちをプッシュして、今日取れなかったポイントを取らなければならない」と気を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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