「今シーズンをもって、柏レイソルの監督を退任することになりました」

　今季J１の最終節を４日後に控えた12月４日、井原正巳監督がクラブの公式サイトを通じて進退を明らかにした。

　ファン・サポーター、スポンサーや自治体、選手・スタッフやチーム関係者、クラブハウスで食事や清掃、洗濯など日々支えてくれた人たちに感謝を伝え、こう続ける。

「選手たちは厳しい状況の中でも前向きに、常に勝利をめざして戦い続けてくれました。しかし、今季のスタート時に掲げた目標に到達できず、再びJ１残留を争うことになってしまった責任を痛感しており申し訳なく思っております」

　37節終了時点で勝点41の16位。降格圏の18位・ジュビロ磐田とは勝点３差。まだ残留を確定できていない。57歳の指揮官は現在の心境を伝える。
【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し！Jリーグコレオグラフィー特集！

「柏レイソルには2009年に加入して、ヘッドコーチとして10年半、監督として１年半、合計12シーズンもの間、このクラブにお世話になり、とても愛情を感じています。ファン・サポーターの皆さんはどんな時でも、日立台だけでなくアウェイでも我々を後押ししてくださいました。

　そのご声援に応えるためにも、最終節でJ１残留を決めることが私の使命だと感じていますし、シーズン最後まで全身全霊を注いで戦い続けます。最後までご声援をよろしくお願いいたします。12年間、誠にありがとうございました」

　ミッションを達成できるか。柏は８日、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の退任が発表されている北海道コンサドーレ札幌と敵地で対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】ゲームを華やかに彩るJクラブ"チアリーダー"を一挙紹介！

【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開！

【記事】「大谷翔平って何であんなに凄いの？」中村俊輔の素朴な疑問。指導者としてスーパースター育成にも思考を巡らせる