「チャンピオンズリーグで絶対優勝したい」チェイス・アンリが欧州最高峰の舞台で描く夢。スターと対峙したマドリー戦を「一生忘れない」【インタビュー】

2024年11月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「こんなに早く出番が来るとは思っていなかった」

WOWOWのインタビューに応じたチェイス。高校時代からの夢などを語った。

 名立たるクラブが参戦するチャンピオンズリーグ。この欧州最高峰の舞台に、日本人で史上二番目の早さ(20歳5か月24日)でデビューした選手がいる。シュツットガルトのチェイス・アンリだ。

 尚志高を卒業後の2022年に渡独し、今季はトップチームで躍動する俊英に、WOWOWが独自インタビューを実施。ドイツでの日々や高校時代からの夢などが語られた。

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――まずは今季、リーグ戦でも多くの出場機会を得ていますが、初めてトップチームでピッチに立った時の感想は?

「フライブルクとのアウェーゲームだったのですが、凄いスタジアムだと分かっていましたし、めちゃくちゃ緊張しました。試合前も早く始まってくれないかなと思いながらアップしていましたが、いざ試合が始まったら一気に緊張もほぐれました。ブンデスリーガの試合は本当に凄いなと思いましたね」

――もともと緊張するようなタイプですか?

「試合前などはけっこう緊張する方です。試合が始まってしまえば、もう大丈夫という感じです」

――ドイツに来てから、まずはセカンドチームに所属していましたが、どういったところが大変でしたか?

「早く結果を出したいという焦りがありました。なかなか代表にも呼ばれず、試合にも出ていなくて、私生活も一人でいることが多く、逆に考える時間が多くなって、ストレスを抱えていました。ストレスがかさんで色んな怪我もして、結構苦しい時期(1年半くらい)でしたね」
 
――そこから監督やチームに認められて今の立ち位置にいると思うのですが、どんな部分が認められたと感じていますか?

「対人で潰すプレーや、1対1で負けないといった守備の面を評価されているかなと思います」

――今季CLの第1節でさっそくレアル・マドリー戦に出場しました(63分に途中出場)。あのような舞台に立つと想像できていましたか?

「高校時代から、チャンピオンズリーグで優勝したい、という夢はあったのですが、正直こんなに早く出番が来るとは思っていなかったです。デビュー戦でレアル・マドリーとやるなんて、まず全然実感が沸かなくて、全く想像していませんでした」

――スタジアムやアンセム、対面したヴィニシウス・ジュニオールをどう感じましたか?

「目の前にエムバペやヴィニシウスがいて、もう言うことがないですよね。今まで画面越しに見てきた選手とかが目の前にいて、自分もここまで来たんだなと思いましたし、試合後もずっと父親と話したりしましたが、あの日のことは一生忘れないですね」

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