ブルガリア戦の失点をハリル監督「デュエルで負けた」と分析。決勝は空中戦での対応力がテーマに

2016年06月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

長身揃いのボスニアに対して苦戦が予想される空中戦。

ブルガリア戦では攻撃面で大きな貢献を見せた柏木だが、守備ではやや粗さが目立つ内容に。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[キリンカップ]日本代表-ボスニア・ヘルツェゴビナ代表
6月7日/市立吹田サッカースタジアム
 
 日本代表は6月5日、同7日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦に向けて、会場となる市立吹田サッカースタジアムで公式練習を行なった。練習に先立って行なわれた公式会見でハリルホジッチ監督は、体格面で不利が予想される「空中戦」での対応をテーマに掲げた。
 
 3日のブルガリア戦での2失点は、ミスを発端にカウンターを食らって奪われたもの。この失点の要因をハリルホジッチ監督は次のように語っている。
「簡単に分析すると、デュエルに2回負けたんですね。私が言い続けているデュエル、フィジカルパワーで負けた。もちろん、そこで疲労が見られた状態もあった。つまり、このレベルでフィジカル的に準備できていない人間がいたということ」
 
 決勝の相手となるボスニア・ヘルツェゴビナは、体格面でより大柄な相手だ。球際の戦いはもちろん、空中戦でも難しい戦いを強いられそうだ。指揮官もこの体格差について言及している。
「ボスニア戦に関しては、おそらく空中戦は厳しくなる。185センチ以上の選手が我々にはほとんどいないのに対して、相手には多い。そこが問題になる。空中戦で我々を支配する相手に、いかに対応するかがテーマになってくる」
 
 大勝はしたもののブルガリア戦で綻びを見せた守備をどう修正するのか。「日本代表がこれから伸ばさなければいけない部分」と指揮官が語る、「高さ」という懸念をいかに克服するのか。FIFAランク20位の格上相手に、日本の"デュエル"の質が問われる。
 
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