パリ・サンジェルマンは現地10月31日、所属する韓国代表MFイ・ガンインに差別的な発言をしたサポーターへの処分を発表した。

「PSGはいかなる形の人種差別も容認しない。イ・ガンインとの事件に関与したファンはファングループから永久追放され、選手は練習直後に謝罪を受けた」

　イ・ガンインは先日、パリSGの選手たちがトレーニングを見に来たサポーターとハイタッチを交わす交流をした際、あるファンから『行こうぜ、中国人！』という言葉を浴びせられた。
【動画】ファンから人種差別的発言を浴びるイ・ガンイン
　韓国メディア『Xpors News』は、「中国国籍ではないアジア人に中国人と呼ぶのは明らかに人種差別的な行為だ。（現地の）メディアも『あるファンがイ・ガンインに向かって人種差別的な悪口を浴びせた。彼はイ・ガンインに中国人と言った。これはサッカーと全く関係のない言葉だ』と指摘した」と報じていた。
 

　処分発表を受けて、韓国の『InterFootball』は、こう綴っている。

「イ・ガンインをはじめソン・フンミン、ファン・ヒチャンなど韓国人選手が最近、人種差別の被害者になった。ソン・フンミンはチームメイトであるロドリゴ・ベンタンクール、ファン・ヒチャンは親善試合中に相手選手に人種差別的な発言を受けた。ヨーロッパをはじめサッカー界で人種差別根絶キャンペーンを実施しているが、認識が容易に変わらない残念な状況だ」

　相次ぐコリアン選手への差別に苦言を呈した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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