少なくともここまで、夏の決断は正しかったと言えるのではないか。

　岩田智輝は移籍市場最終日、セルティックからリーグワン（イングランド３部）のバーミンガムシティに移籍した。出場機会に恵まれていなかっただけに、出番を求めてグラスゴーを離れたのは不思議ではない。ただ、３部への移籍は一部の驚きを誘った。

　だが、新天地で岩田は大きなインパクトを残している。リーグデビューから２試合連続でネットを揺らすなど、ここまで公式戦４ゴール。中盤での存在感に加え、得点力の高さも称賛されている。

　クリス・デイビス監督も、岩田とペク・スンホの東アジアコンビを高く評価しているようだ。指導者としてプレミアリーグの舞台も経験した指揮官は、『BirminghamLive』で「あまり先を考えすぎずにだが、ふたりとも間違いなくプレミアリーグでプレーできる選手だと思う」と話した。

「私のプレミアリーグでの経験から、彼らはやれると思うよ」
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　さらに、デイビスは「ふたりとも、ここで我々と一緒にこの旅をすることで、それを勝ち取らなければいけないと分かっている」と賛辞を続けた。

「彼らは謙虚で、今プレミアリーグでやっているかのようにすべての試合に取り組んでいるのが良いね。そういうところが大好きなんだ。どんな試合も彼らにとってはビッグマッチであり、だからこそ彼らは一緒にああやって良いプレーをしているんだ」

「彼らにはとても満足しているし、ふたりは良いパートナーになっていると思う。お互いにかなりうまくプレーしている。あのエリアが我々の強みになっているのは間違いない」

もちろん、岩田もペクも、ここで満足はしていないだろう。より高いレベルにステップアップし、そこでも活躍するために、さらなる飛躍を目指しているはずだ。その実現が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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