５月31日、ドイツ・サッカー連盟はEURO2016の登録メンバー23名を発表した。
 
　５月17日に27名を発表し、ミニ合宿と29日のスロバキアとの強化試合（１-３で敗戦）で戦力を見極めたヨアヒム・レーブ監督は、DFセバスティアン・ルディ（ホッフェンハイム）、MFカリム・ベララビ（レバークーゼン）、MFユリアン・ブラント（レバークーゼン）、そしてMFマルコ・ロイス（ドルトムント）の４人を落とす選択を下した。
 
　左サイドアタッカーのレギュラー候補と見られながら落選したロイスに関しては、レーブ監督が「コンディションに大きな不安がある。ドクターたちは大会開幕までの回復に懐疑的だった」と説明。２年前のブラジル・ワールドカップも直前の怪我で棒に振ったロイスは、またしても土壇場でビッグトーナメント出場を逃した。
 
　一方、その他は２年前に世界制覇を成し遂げたお馴染みのメンバーを中心に選出されたが、今回が初招集だったヨシュア・キンミッヒとユリアン・ヴァイグルの1995年生まれコンビも揃って本大会行きを勝ち取った。
 
　バスティアン・シュバインシュタイガーとサミ・ケディラが怪我明けのため、セントラルMFの層を厚くしておきたかったのだろう。マルチなキンミッヒに関しては、ルディ落選により右SBでの起用もあるかもしれない。
 
　グループCのドイツは、６月12日にウクライナ、同16日にポーランド、同21日に北アイルアンドと対戦する。

●EURO2016に臨むドイツ代表メンバー
【GK】
マヌエル・ノイアー （バイエルン）
ベルント・レノ（レバークーゼン）
マーク＝アンドレ・テア・シュテーゲン （バルセロナ＝スペイン）
 
【DF】
シュコドラン・ムスタフィ（バレンシア＝スペイン）
ヨナス・ヘクター（ケルン）
ベネディクト・ヘーベデス（シャルケ）
マッツ・フンメルス（ドルトムント→バイエルン）
エムレ・ジャン（リバプール＝リバプール）
アントニオ・リュディガー（ローマ＝イタリア）
ジェローム・ボアテング（バイエルン）
 
【MF】
サミ・ケディラ（ユベントス＝イタリア）
バスティアン・シュバインシュタイガー （マンチェスター・U＝イングランド）
メスト・エジル（アーセナル＝イングランド）
アンドレ・シュールレ（ヴォルフスブルク）
ルーカス・ポドルスキ（ガラタサライ＝トルコ）
トーマス・ミュラー（バイエルン）
ユリアン・ドラクスラー（ヴォルフスブルク）
トニ・クロース（レアル・マドリー＝スペイン）
マリオ・ゲッツェ（バイエルン）
レロイ・サネ（シャルケ）
ユリアン・ヴァイグル（ドルトムント）
ヨシュア・キンミッヒ（バイエルン）
 
【FW】
マリオ・ゴメス（ベジクタシュ＝トルコ）

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