ACLの苦い記憶を払拭する逃げ切り勝ち! FC東京が前田の決勝ヘッドでG大阪を振り切る

2016年05月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

森重を出場停止で欠くも無失点に抑える。

今季3ゴール目を決めた前田の先制点を守り切ったFC東京。5日前のACLでの苦い経験を糧に、終盤を無失点で抑え切った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは5月29日、第1ステージ14節の9試合を開催。味の素スタジアムで行なわれたFC東京対G大阪は、1-0でFC東京が勝利した。

【J1リーグ順位表】

 5日前のアジア・チャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦。FC東京は敵地での上海上港戦で、勝利目前で決勝ゴールを許し、8強入りを阻まれた。肉体的にも精神的にもダメージの大きい敗戦を経て、また守備の要である森重を出場停止で欠くなかで、強豪との一戦を迎えることとなった。

 試合は5日前のゲームを思わせるようなジリジリとした膠着状態が続く。前半を0-0で折り返し後半に入っても、ともに決め手を欠きスコアは動く気配を見せない。

 しかし80分、FC東京は膠着した展開をセットプレーで打開する。河野のFKから前田がヘディングシュートを叩き込み、ついに均衡を破った。

 残り10分、FC東京はACLの教訓を活かすようにアグレッシブな守備を展開。G大阪につけ入る隙を与えることなく、1-0で逃げ切った。

「中国で本当に悔しい想いをして帰ってきた。今日はホームのサポーターと一緒に喜びたかった」
 決勝点を挙げた喜びをこう語った前田。FC東京はこれで5勝2分け5敗と、星を五分に戻した。アジアでの戦いを糧にFC東京の反撃が始まるか。
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