「酷い光景。95%失点する」リバプール元監督がアーセナルに心底失望「シティに劣等感。『うわ、俺たちよりずっと優れている』と」

2024年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「エティハドに行くチームは、試合が始まる前にやられてしまう」

大注目のシティ対アーセナルは2-2で終わった。(C)Getty Images

 リバプールのレジェンドで、同クラブの監督も務めたグレアム・スーネス氏が、アーセナルのメンタリティを一刀両断した。英紙『Mirror』が伝えている。

 アーセナルは9月22日、プレミアリーグ第5節で、マンチェスター・シティと敵地エティハドで対戦。2-2のドローに終わった。注目を集めたのが、その戦い方だ。

 彼らは開始9分にアーリング・ハーランドに先制を許すも、22分にリッカルド・カラフィオーリ、45+1分にガブリエウ・マガリャンイスがゴールを奪い、逆転に成功する。しかし、その直後にレアンドロ・トロサールが2枚目のイエローカードで退場となってしまう。
 
 数的不利になると、ハーフタイムにエースのブカヨ・サカを下げ、DFのベン・ホワイトを投入。5-4-0で守備を固め、最後は6-3-0で逃げ切りを図ったものの、終了間際の90+8分にショートコーナーからジョン・ストーンズに被弾。あと一歩のところで4連覇中の王者撃破を逃した。

 スーネス氏は「アーセナルはシティに劣等感を抱いていた。『うわ、俺たちよりずっと優れている。リーグで決して勝てない』と考えて帰ってくるだろう。シティは素晴らしいチームだけど、勇気を出して挑まないと。今、エティハドに行くチームは、試合が始まる前にやられてしまう」と主張。さらに「シーズン開幕当初はアーセナルのリーグ優勝を予想していたが、今は自分を疑っている」とまで言い放ち、こう続けた。
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「アーセナルは良くなっていると思うが、シティが相手になると劣等感を露わにする。エティハドでの彼らは、問題を起こそうとせず、何が来ても黙って受け流すことに満足していた。アーセナルは自陣はおろか、ボックスからもほとんど出られなかった。酷い光景だった。

 私がアーセナルの選手だったら楽しめなかっただろう。退場者を出しても、他のプレー方法がある。そのようなプレーを100回繰り返せば、95%の確率で失点するだろう。彼らには素晴らしい選手たちが揃っているし、もっと良さを出せたはずだ。シティ戦ではミケル・アルテタ監督があまり冒険的なプレーをしない姿勢を極端なものにしていた」

 スーネス氏は「プレミアリーグの宣伝にはならなかった」とも口に。宝の持ち腐れと化し、ビッグマッチの魅力を損なう戦術に心底失望したようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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