圧巻2発でC大阪を9試合ぶり勝利に導いたレオ・セアラが20ゴールの大台到達。J1得点王へ期待も貫くチームファーストの精神

2024年09月23日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

個人記録よりチームの勝利を喜ぶ

湘南戦で2ゴールのL・セアラ。チームを勝利に導いた。写真:滝川敏之

[J1第31節]湘南 1-2 C大阪/9月22日/レモンガススタジアム湘南

 2-1でセレッソ大阪が湘南ベルマーレに勝利した一戦で、チームを9試合ぶりの勝利に導いたのが、2ゴールを挙げたエースのレオ・セアラである。

 序盤から湘南のペースで試合が進むなか、1点ビハインドで迎えた21分。右サイドからドリブルを仕掛けてボックス内に侵入したルーカス・フェルナンデスからのパスを、中央で待ち構えていたL・セアラが左足で押し込んだ。

 さらにその3分後、田中駿汰のロングフィードに抜け出したL・セアラは、そのままGKを交わして加点。わずか4分間で2ゴールを奪ってみせたのだ。
【動画】L・セアラが圧巻2発。今季20点の大台に到達!
 試合後、L・セアラは「厳しい試合のなかで得点することができて嬉しい」と喜びを語りつつ、「何よりも勝利できたことが嬉しい。ずっとサポートしてくれたサポーターの皆さんのおかげなので、この勝利を捧げたい」とファン・サポーターへの感謝を口にした。

 桜の背番号9は、これで20点の大台に到達。J1得点ランキングではトップを走り続け、得点王という個人タイトルに期待が膨らむ。しかし本人は、自身の個人記録よりチームの勝利に目を向ける。

「得点は日頃の練習の成果なので嬉しい。でも、さっきも言ったけど、勝利できたことが良かった。自分が得点できているのは、チームが自分のために走ってくれたり、パスを出してくれているおかげ。チームが勝ったら自分の得点も活きる」

 C大阪にとってリーグ戦は残り8試合。チームファーストの精神を貫くブラジル人ストライカーのさらなる活躍に注目だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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