現地時間９月14日に開催されたラ・リーガ第５節で、この夏に浅野拓磨が加入したマジョルカがホームでビジャレアルと激突した。

　マジョルカは27分にショートコーナーからローガン・コスタにヘディングシュートを叩き込まれて先制を許す。それでも57分、左サイドでボールを受けた浅野がドリブルを仕掛けると、高速フェイントで相手を振り切り、左足で鋭いクロスを供給。これが敵DFラウール・アルビオルのオウンゴールを誘発し、試合を振り出しに戻す。

　しかし69分にトニ・ラトがレッドカードを受けて退場となると、90＋４分にはアジョセ・ペレスに決勝ゴールを許して、１－２の敗戦を喫した。
【動画】相手のOGを誘発した浅野のドリブル突破→クロス

　スペイン大手紙『AS』は、浅野のパフォーマンスについて「この試合での最大の貢献は、アルビオルが自陣のゴールにフィニッシュしたボックス内へのクロスだ」としつつ、「この日本人選手は、代表チームでのインターナショナルウィークを終えて、疲れているように見えた」と伝えた。

　一方、マジョルカの地元メディア『Diario de mallorca』は、日本人アタッカーの同点弾に繋がったプレーを以下のように激賞している。

「浅野にボールが渡ると、この日本人選手がスキルを活かして相手を振り切り、強烈なボールを送った。それがアルビオルのオウンゴールを生み、試合は一時振り出しに戻った」

　マジョルカは次節、17日に久保建英を擁するレアル・ソシエダと対戦。この日本人対決で、浅野の移籍後初ゴールに期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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