バイエルン・ミュンヘンに所属するハリー・ケインが、2023-24シーズンの欧州リーグ最多得点者に贈られるゴールデンシューを受賞した。

　昨夏に少年時代から在籍したトッテナムを離れ、ドイツの強豪に加入した31歳のイングランド代表キャプテンは、圧巻のブンデスリーガ36ゴールをマーク。１年目から堂々の得点王に輝いた。

　英公共放送『BBC』によれば、８月27日に行なわれたセレモニーで、ケインはこう語った。

「素晴らしい気分だよ。クラブとチームメイトには感謝しかない。この賞はみんなのためにあるんだ。みんながいなかったら、僕はここに立っていなかっただろう」

　1967-68シーズンに創設されたゴールデンシューは、以前は純粋に欧州リーグで最も点を奪った選手に与えられていた。しかし、1997年にルールが変更され、より高い評価を受けているリーグに有利なランキング形式が採用されるようになった。
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　リオネル・メッシが最多の６度、クリスティアーノ・ロナウドが４度受賞しており、昨季はアーリング・ハーランドが手にした。

　偉大な先達に触れ、「このような名前と同列に語られるのは特別なことだ」と噛みしめたケインは、念願のチームタイトル獲得への想いも明かした。

「昨シーズンと同じように得点を決め続けていきたいが、タイトルの獲得が重要だ。チームとして成功を収めたい。とても良い気分だし、新しいシーズンを楽しみにしている。フレッシュなエネルギーを感じるし、それがどこに繋がるのか楽しみだ」

　無冠の帝王と呼ばれて久しいケイン。今季こそ、屈辱の異名と決別できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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