【第103回高校サッカー選手権】応援リーダーは上田綺世に決定!「選手権は僕の高校時代そのもの」「一瞬の大切さを共有出来たら」

2024年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島学園高時代、第95回大会で2ゴール

日本代表のエース格に成長した上田。(C)SOCCER DIGEST

 第103回全国高校サッカー選手権の応援リーダーが、日本代表FW上田綺世(フェイエノールト/オランダ)に決定した。「今大会は、高校時代での経験、努力をきっかけにJリーグ、欧州リーグ、そして日本代表へと大きく羽ばたいた上田綺世選手に、大会の顔であり、高校生たちの目標となる応援リーダーを務めて頂きます」と説明がなされている。

 現在25歳の上田は鹿島学園高時代、第95回大会で2得点を挙げる活躍を見せた。その後に法政大学を経て、鹿島アントラーズに入団すると、2022年にサークル・ブルージュ(ベルギー)に加入し、海外初挑戦。そして昨年から名門フェイエノールトでプレーしている。

 日本代表としては、2022年のカタール・ワールドカップに出場。それ以降の第二次森保一監督体制では、最多の12得点を挙げ、エースとして攻撃を牽引する存在となっている。
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【上田綺世から応援リーダー就任にあたって】

――高校3年間を振り返って 

「自分がどういう選手になりたいか」をイメージして、「点を取るために」ということを常に意識して、サッカーと向き合って練習に励んでいました。「点を取る」というところに、しっかりアプローチできた3年間だったと思います。最終的に選手権で自分たちが目標としていた結果は得られなかったですが、個人のキャリアとして最も意味のあった3年間だったと思いますし、選手としてのベースはその3年間で培ったと断言できます。ここで身につけたサッカーへの向き合い方、チームメイト、監督、コーチ、スタッフとの関わり方は、その後の人生において大きな糧になっています。 

――鹿島学園・鈴木雅人監督から影響を受けたこと 

 僕の中で一番心に残っているのは「勝負は一瞬」という言葉です。当時、守備もろくにせず、点を取ることだけを考えていたわがままな選手だったんですが、それでも監督はそこを咎める訳でもなく、「勝負は一瞬だから、その一瞬を掴むために常に準備しなければいけないし、お前がその一瞬をものにできるかどうかは結局自分次第」という言葉をもらっていました。当時、その言葉の意味、大切さは十分に理解できていなかったのですが、キャリア積んで今その意味が少しずつ分かってきて、「自分がシュートをあのシーンで決めていれば」と、後悔するのも一瞬ですし、何かを手にするのも一瞬で、その一瞬のために長い時間をかけて準備することの価値の大きさを実感しています。今では、この言葉を心の中に常に持ってプレーしています。 

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