その名はトゥーリオ! 京都9番が母の誕生日に大逆転導くJ1初ゴール「母も選手。戦って生活をしてきた人」「本当にみんなのおかげ」

2024年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なかなかゴールが取れなくて、色々あった」

ヘッドで決勝点を叩き込んだM・トゥーリオ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 8月7日にJ1第25節が開催され、京都サンガF.C.は本拠地のサンガスタジアム by KYOCERAで名古屋グランパスと対戦。3-2で鮮やかな逆転勝利を収めた。

 序盤で昨季は共にプレーしたパトリックに2点を許す、苦しい戦いを強いられるなか、後半開始直後の47分に相手DF内田宅哉が一発レッドカードで退場に。数的優位となると、59分にラファエル・エリアス、71分に原大智がゴールを奪い、同点に追いつく。

 そして迎えた79分、FKから平戸太貴が上げたクロスに、マルコ・トゥーリオがヘッドで合わせ、ついに勝ち越しに成功した。

 値千金の決勝弾にして、待望のJ1初ゴールを奪った26歳のブラジル人FWは試合後、笑顔でインタビューに対応。「とても嬉しい」と声を弾ませた。
【動画】ついにJ1初ゴール!京都トゥーリオの鮮烈ヘッド弾
「もちろんゴールもそうだけど、まずは勝利ができたこと。それに自分のゴールが付随したと思う。3点目を取れて、勝てて本当に嬉しい。なかなかゴールが取れなくて、やっぱり苦しい気持ちとか色々あったけど、しっかりやっていればこの日が来ると思っていたし、神にも祈っていた」

 M・トゥーリオはまた、「今日は母の誕生日でもあったので、そういう日にゴールができてすごく嬉しい。彼女に捧げたい」と言い、家族への感謝の気持ちを伝えた。

「自分の母も選手というか、本当に戦って生活をしてきた人だから、尊敬している。今はブラジルにいて遠いけど、彼女や神がいなければ、自分がここまで生きていなかったかなと思う。もちろん自分の妻、子どももそう。本当にみんなのおかげで何とか今日ここに立っている」

 日本でお馴染みの名を持つサンガの9番は、ここから一気にゴール量産なるか。その素質は十分だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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