スペイン女子代表は現地時間８月６日、パリ五輪・女子サッカーの準決勝で、ブラジル女子代表と対戦した。

　スペインは開始６分、バックパスを受けたGKカタ・コルのキックが味方のDFイレーネ・パレデスに当たってそのままゴールに。まさかのオウンゴールで先制を許すと、前半アディショナルタイムにも失点する。

　さらに後半に入ると、71分に被弾して３点差とされる。85分にはようやく１点を返したものの、アディショナルタイムにダメ押し弾を献上。その後に１点を返したが、反撃はここまでだった。
【画像】GKのキックが味方DFに直撃！スペインがまさかのオウンゴール

　スペイン大手紙『MARCA』によると試合後、モンセ・トメ監督は、「これがスポーツというもの。勝つ人もいれば、負ける人もいる。今、私たちは敗北を受け入れなければならない」とし、以下のようにブラジルの戦いぶりを称えた。

「相手にとって最高の状態でゲームが進んだ。非常に早い時間帯での先制点、ハーフタイム直前の追加点、私たちに反撃する機会を与えなかった。ブラジルは素晴らしいチームで、強烈で、スペースに飛び出していく選手たちがいて、今日はそれが彼女らにとって上手くいった」

　また、後半にはアディショナルタイムが15分も取られるなど、ブラジルの選手たちがピッチに倒れ込む姿が目立ったなか、相手の“時間稼ぎ”とも見える行為については「非常に多くの時間が無駄にされているのを継続的に目にするのは腹立たしい。それはスペクタクルを良くするものではない」と言及する。

　一方で「それが直接的に敗戦に影響したわけではないし、文句を言う必要はない」と述べた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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