昨シーズンは満足に戦い抜くことができなかった。それだけに、今シーズンにかける思いもひとしおだろう。

　セルティックの旗手怜央は2023-24シーズン、たび重なるケガに悩まされ、思うようにピッチに立てなかった。その不在がチームの苦しい戦いに影響したとの指摘も少なくない。

　そして迎えた2024-25シーズン、旗手は開幕早々に存在感を際立たせた。キルマーノックとの初戦で先制点を奪取。チームの今季初得点をマークし、４－０の快勝に貢献したのだ。ブレンダン・ロジャーズ監督からも、試合後に大きな賛辞を寄せられた。最高のすべり出しと言えるだろう。
【動画】旗手怜央が開幕節で鮮烈弾
　セルティック専門サイト『The Celtic Way』は８月５日、「ハタテは今、自分の役割を理解し、ロジャーズのセルティックでいかに機能すべきかを分かっている。ロジャーズはロジャーズらしく、将来を見据えながら、選手たちを向上させている」と、日本代表MFを称賛した。

「今、移籍で話題になっているのは、マット・オライリーかもしれない。だがハタテは、ロジャーズが磨きをかけている中盤のもうひとりの逸材だ。１年後には、誰もが彼を話題とし、大金での移籍が噂されているかもしれない」
 

「もちろん、それはハタテ次第だ。自分自身のチャプターを記し、次のレベルに自分のプレーを引き上げるタイミングだ。ハタテが耳を傾け、学び、ロジャーズの下で継続的に成長を続ければ、欧州トップリーグからの大型契約のオファーがセルティックに届くのは当然だろう」

　移籍市場のたびにプレミアリーグへのステップアップも噂される旗手。先日はレスターからの関心が伝えられた。リーグ年間最優秀選手の最終候補にも選ばれた一昨シーズンのような輝きを放てば、その可能性はさらに高まるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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