現地時間８月６日に開催されたパリ五輪・女子サッカーの準決勝で、昨年のワールドカップ優勝国スペイン女子代表とブラジル女子代表が激突した。

　グループステージの両チームの対戦では２－０でスペインが勝利していたなか、今回一戦では、ブラジルが相手のオウンゴールで先制する。６分、スペインGKコルのキックがパレデスの身体に直撃。ボールはそのままゴールに吸い込まれた。

　37分にはビトリアヤヤの絶妙なパスに抜け出したプリシラが相手GKと１対１になる決定機を迎えるも、わずかにゴール左に外れる。それでも前半アディショナルタイム、左からのイヤスミムのアーリークロスにガビポルティリョがダイレクトで合わせて追加点を挙げた。

　一方のスペインはボールポゼッションで優位に立つも、思うようにシュートチャンスは作れず。試合はブラジルが２－０とリードして折り返す。
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　後半に入り49分、ブラジルは相手のバックパスを奪ったガビポルティリョが右足で狙うも、枠を捉えられない。その３分後のルドミラの強烈なミドルは、GKコルにセーブされた。

　スペインは70分、ボックス手前の中央からエルモソがコントロールショットを放つも、GKロレナの好守に阻まれる。

　その直後には、ブラジルがカウンターから攻め上がり、途中出場のアドリアナがヘッドで押し込んでリードを３点に広げる。

　85分、スペインはエルモソが繋いだボールをパラリュエロがヘッドで決めて１点を返す。

　後半アディショナルタイムにはブラジルのケロリンが相手のミスからネットを揺らす。スペインも90＋12分に再びパラリュエロがゴールを決めたが、反撃はここまでだった。

　このまま４－２で終了し、勝利したブラジルがアメリカが待つファイナルに駒を進めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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